私はブロガーになれない
自分が書いたエントリのブックマーク数が2桁になるのは生まれて初めてのことで、これまで"user(s)"の文字が青い状態しか見たことがなかった*1だけにじわじわ増えていくブクマ数を見ていると怖くなってきた。ブクマにはpv数やhit数にない「読まれてる感」「見られてる感」がある。私はもともとドキドキ耐性が低い。去年の日本ダービー、ディープインパクトの単勝馬券を1000円買った*2時でさえ、緊張してテレビ画面を見ていられなかったほどだ。いやそんな話はどうでもいい。今まであまり意識せずに書いていたのに、読んでいる人(=ブクマした人)の具体的な名前(そしてブクマしないけどエントリを読んだであろう人の数)が急に見えてくると本当に怖くなってくる。つけられたコメントが肯定的か批判的かには関係がない。何度か経験のある「2chに貼られて大勢が見に来る」のとは質の違う怖さだ。
たかだか10いくつのブクマで何を言っているといわれるかも知れない。しかしその10いくつで、もうこのままブクマされたエントリを消してしまおうか、これからは「本日の昼飯」のエントリだけにしようか、いっそのこと日記ごと消してしまうか、などと考えてしまうような私。このような人間は"いわゆるブロガー"と呼ばれる人種ではなく、またそうなろうとしてもなれないのだろう。これからも私は「2.0」ならぬ「小心者ブロガー0.7」程度の立場に身を置いてエントリ(日記)を書き、またそれがいつか何人かの目に留まり、ブクマされてまたドキドキさせられるのだろう。