ワールドカップの音楽
ミオ・クラシコ conducted by 宮本恒靖
参考→ワールドカップ便乗商法の中でもこれが一番ひどい - 【B面】犬にかぶらせろ!
gotanda6(ことライターの速水健朗氏)*1さんの所にもコメントしたのですが、宮本が統率(conducted by?)する日本のディフェンスラインのリズムは3バックの時がワルツで4バックになると4拍子になるんです。
同居人にこのアルバムの話をしたら「これは既にあったコンピアルバムに『アイーダ』と宮本のジャケットをくっつけただけのものに違いない」説を唱えてましたが真偽はいかに。
このゆるいコンピの中で、多分同じ音源と思われるものを持っていた。アントルモンが弾くサティの「ジムノペディ」。80年代にサティがちょっとブームになったときに乗ろうとしたものか、アルバムタイトルが「アンニュイっぽいシュール色」というひどいものだったのをよく覚えている。それはないだろソニー(当時はCBSソニー)と思った。
ワールドカップの音楽の思い出(8年前)
ワールドカップの音楽というのをはじめて意識したのは98年フランス大会のユッスー・ンドゥールかな。セネガル出身の彼が、大会の公式アンセム「勇者たちの庭」を歌った。ユッスーは既に大スターだったけれども、自国のアーティストを差し置いて出場経験のない国のアーティストを起用するとはやるなフランス、と思った。この時点でフランスの優勝が決まったようなものだ。そして4年後の日韓大会、初出場のセネガルが開幕戦でフランスを破ることも。
- アーティスト: ユッスー・ンドゥール
- 出版社/メーカー: ソニーレコード
- 発売日: 1998/05/20
- メディア: CD
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日本での紹介は、はっきりいってあまりなかった。リッキー・マーティンの公式テーマソングの方がよく流れていたからかも知れない。大会前に「ニュースステーション」で、ユッスーのインタビューが放映された。しかしアナウンサー*2は、「今流れていますこの曲、を歌っている歌手の方のインタビューです、ご覧下さい」とだけ紹介し、ユッスーの名前はついに口にしなかった。ひどいね。
当時の公式アルバム。
ALLEZ!OLA!OLE!The Music Of The World Cup
- アーティスト: オムニバス,ソレダード,ムデュー,ココ・リー,マッチ,スパーニャ,ベリーニ,ジャマイカ・ユナイテッド,スカンク,ジャム&スプーン,ジャン・ミシェル・ジャール
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1998/04/29
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日本から参加したのは「元祖・世界のTK」こと小室哲哉先生。 ちょっと聞いて「こりゃダメだ」と思ったら本当に代表チームは全敗してしまった。ワールドカップは文化も含めた国の総合力が試される。
ユッスーは自らもサッカーの大ファンで、ヴァージン移籍で(世界向け)第1作となった「ザ・ライオン(1989)」の冒頭に置かれた表題曲はセネガル・ナショナルチームの応援歌だ。こんな曲で応援されたらそりゃ鼓舞されるわなあ。
- アーティスト: Youssou N'Dour
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 1992/06/29
- メディア: CD
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