雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

明治の味を再現

「明治時代のビールを限定復刻」みたいな企画がある。あれは「当時のレシピに従って造った」だけであって、「当時の味を再現」できているかどうかは誰にも分からないよね。戦後すぐの時代とかなら「うむ、昔飲んだこの味ぢゃ!」とお墨付きを与えられる人がまだいそうだが、明治のビールを実際に飲んだ人なんてもういないから。
それとも、ビール会社の研究所の片隅に昔の味を守り続ける部署があって、少量ながら常に「味の保存優先」で造り続けてるとか。「ちょっとこれ、味が変わってませんか?」「うーんホップの質が変わったからねぇ、よしこうする方が元の味に近いぞ」と味に基づいてレシピの方を書き換えていたり。それならすごいが。

こんなこと書いた3日後に

キリンが復刻ビール発売だって。
SankeiBiz(サンケイビズ):総合経済情報サイト
明治、大正期に販売した「キリンラガービール」の缶ビールの復刻
キリンの商品についているシールを6枚集めて送ると抽選で30万人にウイリアム・コープランドが明治時代初期に醸造・販売したビールを復刻した「日本のビールの先駆け」の大びん2本セットが当たる
だそうです。