「私と仕事とどっちが大切なの？」

こんな言葉が発せられる時は、もう相当抜き差しならぬ事態になっている時である。いわば「宣戦布告」あるいは「最後通牒」のような言葉。うまく言い返せたとしても、二人は既に論理の世界を超越した地点に立っている可能性が高く、手遅れである。そもそもこの言葉が出る前に何か手を打つべきであり、その方法を考える方が有益だ。サッカーでPKの止め方を特訓するのじゃなく、PKを取られないような守備を工夫すること。ミサイルが飛んできたらどうするじゃなく、ミサイルを打たせないようにすること。