雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

あさひジャーナル

朝日ジャーナル」特集というのがあったので「週刊朝日」(3月16日号)を買ってきた。まさか自分が「至福のマッサージチェア」なんてグラビアページのある雑誌を買うことになるとは思わなかった。そうか今の威勢のいい「週刊朝日」(見出しだけ読むと「週刊ポストか?」と思う)は山口一臣氏が編集長なのか。この人も朝日ジャーナル出身だったはず。それはそれとして。
冒頭に筑紫哲也×宮崎哲弥の対談。

宮崎 私にとっての「朝日ジャーナル」初体験は、筑紫ジャーナルが始まる直前の1983年9月に出たこの別冊です(写真)。表紙が坂本龍一氏。本文のアンケートでは柄谷行人氏が、感銘を受けた作品として「スウェーデンボルグの本」と「中沢新一チベット密教論」を挙げていた。…

えー、宮崎氏の初体験と、私のAJ初体験は同じ号だったようだ! もっとも自分の場合は表紙の坂本龍一に魅かれただけだが。この号を買ったものの製本が雑で「意図せざる袋とじ」状態になっていて、ぶつぶつ言いながらページを破いていたのを憶えている。まんがのブックガイドを米沢嘉博が書いていた。
まあそんなわけで私もこの雑誌を知った。大学に入ると、生協にやたらとこの雑誌が積んであった。会社に入ると、よせばいいのに会社出入りの書店に定期購読を頼んで、「Voice」*1を定期購読していた上司に「そんなものは会社の外で読め」とアドバイスされた。その後ほどなくして廃刊になった。
しかしこの24Pの特集の内容ではとても満足できぬ。きちんとした雑誌の形で読みたいなあ。
昔はこんなのも買ったな、墓標みたいな気持ちで。廃刊後に出た、1400ページ超の電話帳みたいなアンソロジー。
朝日ジャーナルの時代 1959‐1992

*1:頭に「Studio」がつく雑誌ではなくて、PHP研究所が出している方