エレベータの「閉」ボタンが冷遇されている理由
@nifty:デイリーポータルZ:エレベーターの開くボタンは、ほぼ左
そういえばそうですね(当日記による事例:1分の1)
ところで最近は、エレベータに「閉」ボタンがついていないことがある。ボタンはあっても「閉」という表示がなかったり。(「開」ボタンの横についているからたぶん「閉」機能なのだろうと推測はつくが)
「開」が冷遇されているのは、実は「省エネのため」であると聞いたことがあるが、本当なのだろうか。以下その聞いた理由。
- たとえばあなたが1階から8階に行こうとしてエレベータに乗る。
- あなたが乗っても、エレベータはすぐに出発しない。
- なぜなら「他の人が乗ってくるかも知れない」からだ。
- 待っているうちに、5階へ行く人がやってくる。
- その人と同乗し、エレベータは出発する。
- ところが、あなたが乗ってすぐに「閉」ボタンを押したら?
- その人が乗ってくる前にエレベータは出発してしまう。
- あなたが8階で降り、エレベータは1階に戻り、その人を乗せて5階へ上がる。
- 同乗していたならエレベータは8階へ行く(途中停車5階)だけだが、この場合はエレベータが何度も上がったり下がったりすることになる。無駄。
- "あなたが「閉」を押さずに出発を待っている時間" と、 "早く出発したために後から来た人が乗れずに1階で待つことになる時間" を比べても、「あなたが待って同乗させる」方が待ち時間は短い。
- これはエレベータが1台の場合だが、2台以上設置されているときも同じこと。同乗者を待たないと、あとから来た人は別のエレベータを呼ぶことになるから、2人を運ぶのに2台のエレベータを動かさないといけない。やっぱり無駄。
- だから、「閉」ボタンを押させない方が効率がアップする。
…という理屈なのだそうだが、本当かなあ? なんか他の理由もありそうな気もするけど。