雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

これはさすがにいかがなものかと思う

読んでた雑誌に占いの広告があって、こんな体験談が載っていた。

それは私が妊娠6ヶ月の時のことです。某○○病院で診察中に医師におなかの赤ちゃんが危険だから今すぐ入院しろと告げられました。驚いてパニックになった私は、いったんトイレに行き泣きながら夫に電話しました。すると夫は会社の社長に告げて早退させてくれと頼んだところ、社長が以前から会社の経営の相談に乗ってもらっている××××さんという霊能者に繋いでくれました。夫も私も半信半疑でしたが、その時は神にもすがりたい気持ちで一杯でした。電話口に出た××さんは事もあろうかその医師が呪われていて、嘘を吐いているというのです。医者が患者に嘘を吐くことなどあり得ないと思いましたが不思議にも××さんの言葉が真実だと感じた私は入院しませんでした。その日××さんに会うとおなかの赤ちゃんが大丈夫だよママと言っていると言い私は涙が止まりませんでした。信じがたい話ですが後日その病院の医師は逮捕され新聞に載りました。もちろんその後赤ちゃんは何事もなく産まれてきて今では病気一つせずに元気に育ちガキ大将になっちゃいました(笑)先生本当にありがとうございました。

霊能者のお名前は伏せ字にさせてもらいました。まあこの手の広告にある「体験談」というのはあまり本気にしてはいけないと思う。どちらかというと「なんとかパワーで宝くじが大当たり!女にもモテモテ!愛車はフェラーリ3台」といったやつの仲間である。でも、作り事にしろ何にしろ、広告を出した人はこれを(宝くじ大当たりのような)「素晴しいエピソード」として書いているのだと思う。医者よりも霊能者の言うことを信じて大変な結果になったらどうするのだろう。いや「本物の霊能者」はそんなミスをしないのかな?
あと、霊能者に「会社の経営の相談に乗ってもらっている」社長というのは案外多いのだろうか。