雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

なんかもう普通

ウォッカの凱旋門賞出走が本決まりらしい。しかし、日本ダービー挑戦と違ってこれにはもうさほど驚かぬ。今や日本の馬が普通に米国や欧州や香港やドバイや豪州や星国に出かけていって、普通に勝ったり負けたりしている時代だ。その馬も「日本競馬界の至宝」と称えられるようなものばかりではない。「凱旋門賞」が「世界最高峰」のレースの一つなのは間違いないが、「エルコンドルパサーは惜しかったしディープインパクトは残念だった、三歳牝馬ならあれよりは斤量も軽いから有利かもね」なんて普通に思ってしまうあたりが、ああ変わったんだなと実感する。
ちょうど野球の「メジャーリーグ」に対する見方の変化と似たような感じである。江夏がブリュワーズのテストを受けたときはなんか悲壮感いっぱいで、解雇されると絶望を感じたものだ。それが、野茂が行き伊良部が行きイチローが行き、あるいは新庄なんかも目立ち、そして別ルートで挑戦したマック鈴木や大家といった選手が評価され、今や岩村クラス(失礼!)も当たり前のようにプレイしている。そのうち、日本の高校・大学を卒業してアメリカに渡るのが普通に選択肢として出てくるかも知れない(いまはまだ特殊例)。そして日本国内が落ち込む。サッカーはすでにそうなってるか。
ウオッカ凱旋門賞に挑戦決定
ジョッキーについても「これから考えたい。勝つための選択肢は、いくつかある」と、現地騎手の起用も含めて勝利へ向けての最善策を探っていく方針だ。ははは。アピールしとけよ四位くん。でも日本ダービーのビデオを見せたら「乗せてくれ、俺はロンシャン競馬場の隅から隅まで知ってる」と言いだす騎手は多そうだな。
で、ウォッカですががんばってください。凱旋門賞の後はブリーダーズカップ…ってなったらほんまに競馬ゲームやがな。そんなことせんでもいいよ(いや、考えてたりして)。