雷電のチチ日記

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どっちかな?

決議自体に法的な拘束力はないが、国際社会が注視する米議会で、日本政府の姿勢に疑問が投げ掛けられた意味は大きい。日本国内で反発の声が強まることも予想され、今後の両国関係に影を落とすのは必至だ。慰安婦問題に直接かかわってきた安倍晋三首相は何らかの対応を迫られることになろう。

従軍慰安婦決議案可決へ 日本政府に公式謝罪求める

という見方の一方で、JMM冷泉彰彦氏は

 5月の安倍訪米の際に話題になっていた、議会下院の「従軍慰安婦問題に関する謝罪要求決議」に関しては、今月末に決議が行われる動きになってきました。これも「超党派」や「中道」というムードが濃厚になる中での現象です。イラクの戦費問題で対立していた間は先送りになっていたものですが、現時点では民主党と共和党が問題なく手を組める決議の一つとして「夏休み前に少しでも懸案を片づけておきたい」という流れの中でスケジュールに上った、それ以上でも以下でもないのだと思います。日米関係への影響も軽微であって、とにかく決議ということそのものに対しては、過剰な反応をするような問題ではありません。

米議会の力学で出てきたものにすぎないと見る。さてどちらが正しいのだろうか。
ところで冷泉氏は例のワシントン・ポストへの「意見広告」については全く触れていない。あれこそが「過剰な反応」、ということだろう。日本ではこの広告に対し「よくぞ言った日本は声を挙げるべきだ」とか「議会の審議を後押しした薮蛇だ恥さらしだ」と二つの声があったけれども、冷泉氏は「この広告は正・負どちらへの影響力もない」という認識であろうか。