雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

ポストシーズン8連敗(from2003)

初戦に完敗(0-7)した翌日の関西スポーツ紙は、一面に「阪神崖っぷち」でなく「ベッラレイアがどうしたこうした」という競馬ネタを持ってきた社が少なからずあった。ということから、初戦の久保田が3ランを浴びた時点で「あーこりゃかなわんわー」と思い知らされてしまったことがうかがえる。その雰囲気のまま第2戦を迎えたのだから、これはもうどうしようもない。2戦目初回の5失点は、だから「ああ。」という感想しかなかった。


さてさっそく監督は「先発やなあ打つほうも」と嘆いたり、オーナーも「打撃コーチの刷新」などと言っているが。そもそも打つ方がダメダメだというのは今に始まったことではなく、シーズン開幕前の選手編成を見れば素人でもなんとなく想像はつくものだ。で、その当てにならない打撃陣を前提として、いかに点を取って勝つかが首脳陣の知恵の出しどころ。その答えが今季は「とにかくリードしてJFK」だった。しかしどうやって「とにかくリード」するのかがいまいち明確でなかったために終盤でJFK酷使のツケが回り、プレーオフではリードすらできずにシリーズが終わった、というわけである。
これはまあ、打撃コーチだけに責任を負わせて済むものではない。同じく貧打線に悩む日本ハムがどう克服してリーグ連覇したのか(ダルビッシュがいるから、ではない。まあそれもあるが)が、阪神の現状を打開するヒントになるかも知れない。「FAで広島の新井を取れ」などという方向性ではなくて。といったあたりで選手の皆さん、まずはゆっくりと休息を。首脳陣は休まず考えとれ。「今季足りなかったものは何か」という答えを間違うと、来季もまた同じ結果になりまっせ。