雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

コンパクトフィルムカメラ

父が使っているカメラはカシオのデジカメだが、フィルム式のカメラもまだ手放せないらしい。一眼レフでゲージツ的な写真を撮るわけではなく、普通のスナップ写真用途のコンパクトカメラなのだが、長年使っていて味わいと愛着があるのだそうだ。
先日、そのフィルムカメラが故障してしまった。近所の小さなカメラ屋に持って行き、「新しいのを買おうか」と相談したところ、その店にはフィルム式のカメラはもう1台しか在庫がないという。3万何千円という値札がついている最後の1台を奥から出してきて、「もう売れる見込みもないと思ってたんですがね。いま買われるんでしたら2万円にさせてもらいます」とのこと。
2万円でも、デジカメの値段と比べたら決して安いものではない。どうしようかと一旦帰り、母と相談したのだそうだ。母に「デジカメでもフィルムでも、あんたが一番使いやすいのを使えばいいのと違う?」と言われ、もう一度悩み、結局いまのフィルムカメラを修理してもらうことになった。「修理代が1万円以内ならやってくれ。超えるようならもういらん」。
そして修理が無事終わり、「修理代金9,400円」という1万円ギリギリの金額が書かれた明細書を見て父は後悔した。「『5千円以内』て言うてたら、4,800円くらいで済んだかも知れんなー」
というわけでその店にはコンパクトフィルムカメラの在庫がまだ1台あるそうだ。