雷電のチチ日記

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オーケストラ・ヒットチャート

日本と米国での「オーケストラでもっとも演奏されている作曲家」ランキングが新聞に掲載されていた。日本は日本オーケストラ連盟調べ、米国はアメリカン・オーケストラ・リーグ調べ。いずれも06-07シーズンのもの。なんというか、だいぶ違う。

順位 日本 米国
1 モーツァルト モーツァルト
2 ベートーベン ベートーベン
3 チャイコフスキー ブラームス
4 J.シュトラウスII チャイコフスキー
5 ビゼー ショスタコービチ
6 L.アンダーソン R.シュトラウス
7 ブラームス ドボルザーク
8 ドボルザーク プロコフィエフ
9 ベルディ ストラビンスキー
10 久石譲 ラベル
11 J.ウィリアムス メンデルスゾーン
12 ロッシーニ ハイドン
13 エルガー ラフマニノフ
14 プッチーニシベリウス シベリウス
15 グリーグ マーラー
16 メンデルスゾーン J.S.バッハ
17 ラベル コープランド
18 外山雄三 ワーグナー
19 J.シュトラウスI シューマン
20 スメタナ ヘンデルバーンスタイン

半数以上がかぶってないという結果をどう見るべきか。久石譲(笑)はともかく、その他の作曲家でも日本のランキングはなんだか「ヒットチャート」を見ているようだ。13位のエルガーはうち99%が「威風堂々」だろうし、ビゼーもほとんどが「カルメン」だろう。日本で曲の内訳まで調べたのはブラームスで、409回演奏されたうち半分近い184回が「ハンガリアン舞曲第5番」だったそう。そんなものかな。米国のランキングは、20世紀の作曲家が結構多いなと思った。まあ久石譲もジョン・ウィリアムスも20世紀の作曲家だけどね! 同じシュトラウスでも日本はヨハンで米国はリヒャルトの方であるとか、いろいろ面白い。