雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

竹島と北方領土

私が小さかった頃は、毎年のように「日ソサケ・マス交渉」なるものが揉めていた。子供だったからよくわからなかったが、なんでも北方領土周辺、千島近海で操業するサケマス漁船の漁獲量の割当をめぐってなかなか交渉がまとまらなかったというのは覚えている。それでソ連の警備艇に日本の漁船が拿捕されるわ、時には銃撃まで受けるわとなかなかおっかなかったものだ。北方領土返還運動も、結構盛り上がっていた。「択捉国後色丹歯舞」覚えさせられたもんなあ。Nothing found for Library Slogan Index なんてのもありますね。
ということを思えば今の竹島をめぐる騒動など平和なもんだなと思う。別に誰も捕まったり撃たれたりしてないし。というか、もう北方領土は交渉が進展しそうにないからあきらめて、竹島に関心を向けさせているのだろうか、日本の外務省は。北方領土竹島では、重要度も比べ物にならないと思うのだが。

弱くなったのだろうな

そういえば、この前バレーボールの大会のテレビ中継で、「永遠のライバル・韓国との決戦!」なんて煽り文句があって大いに落胆したことがあった。昔、日本が強かった頃は、ライバルといえばソ連であり中国でありキューバであり…これらの国々と世界一の座を競い合っていたものだ。それが、ライバルは韓国だって? いつの間に? そりゃまあ、韓国も昔よりはレベルアップしているのだろうけど、「永遠のライバル」とか言われるとちょっとがっかりだ。
という現状が、北方領土問題がフェイドアウト気味で竹島ばかりがクローズアップされる日本の領土問題と重なってしまうのであった。日本もすっかり弱くなって、突っ張れるところでだけ張り合ってるのかしらん。

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↑るるぶは竹島観光までカバーしているのか! と驚いたが、リンク先を見ると同じ竹島でも鹿児島の南に浮かぶ島のことであった。全然知らなかったが、小さいながら小中学校も郵便局も揃っている島のようです。残念ながらこっちの竹島の宿は「該当なし」だった。