雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

35年前の図鑑

子供が幼稚園の本棚から毎週本を借りてくる。いつもは絵本ばっかりなのだけど、今週持って帰ってきたのはなぜか「わたしたちのちきゅう」という大型の図鑑だった。1973年学研発行。なんと物持ちのいい幼稚園、というよりは購入予算が少なくて古い本ばっかり置いているという気も。
うねうね川がうねるマレーシアの熱帯雨林とか、殺伐としたモーリタニアの砂漠とか、写真が満載で楽しい。35年前の本なので現在とは人のファッションがずいぶん違う。都会の空撮風景も全然違う。東京の写真は、背の高い建造物が東京タワー以外あまり見当たらない。新宿の高層ビル街も、この時点ではまだ1棟が建っているだけだ。大阪の中之島あたりの高速道路もガラガラだし、神戸港はメリケン波止場が現役で港の中ははしけだらけである*1。そして強烈なのは公害。得体の知れないモノが浮いている海、不気味な色の煙を吐く工場群。よその国の写真ではない。そうだよなあ、昔の日本はこんなだったなあ。
その中で、「せかいでいちばん大きいまち」としてニューヨークが紹介されている。(今、最大の都市は中国かインドのどこかだった気がするが、それはまあいい)マンハッタンの全景があり、さすがに東京と違って摩天楼が林立している。写真の一番端には、いままさに建築中のWTCツインタワーが写っている。このビルが倒壊するとは誰も想像しなかったはずだ。
子供はなぜか「石狩川の三日月湖」の写真が気になって、ずっとそこを見ている。三日月湖の形成過程を描いている連続イラストを「説明しろ」というので何度も何度も説明してやった。わかったんだろうか?

*1:現在、このはしけだまりは埋め立てられて「メリケンパーク」という公園になっている

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