雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

月のうさぎ

少し前のこと、子供の幼稚園に近所の科学館の人がやってきて、いろいろと科学的なお話をしてくれたらしい。その中で、宇宙の話。「はーいみなさん、月には何がすんでいると思いますかー?」(うさぎー!)(もちついてるー!)「はーいうさぎですね、でも本当は、月にうさぎはすんでいません」(えー?)(うそやー!)(ほんまやでーくうきないもん)「はーい、これが月の写真です、うさぎはいませんねー。うさぎどころか、生物はなにもすんでないのです」(えぇぇー?)…といって探査機の「かぐや」が撮影した写真のパネルを見せてくれたのだそうな(見たかったよー←これは自分の声)。
ということで、月にうさぎはいないという衝撃の事実を知った子供たちは結構大騒ぎだったようだ。幼稚園児であれば「月にウサギがすんでいる」と信じていてもまだいいような気がするが、どうなんだろう。少なくともサンタクロースは「いる」よね。赤いガウンを着て煙突から入ってくるサンタクロース。「サンタクロースなんていないのです。プレゼントくれるのはお父さん」なんて教える人はかなり「意地悪」な部類に入るだろう。「うさぎなんていないのです」と教える人は、果たしていかに。
少なくとも、月のクレーターに思いを馳せる子供も、月のうさぎに思いを馳せる子供も、素敵だと思う。どちらがいいとか悪いとかはない。
インドが「チャンドラヤーン」という名の月探査機を打ち上げたというニュースを見て思い出した。いい名だ。インドの子供は、月になにがいると思ってるのだろう。