「アフリカなんぞの…」
石原都知事、オバマ次期大統領に警戒感＝五輪招致、ライバルのシカゴに有利？(時事ドットコム) によると、
２０１６年夏季五輪の招致を目指す東京都の石原慎太郎知事は７日の記者会見で、同じ候補地のシカゴを地元とする民主党のオバマ氏が米大統領選挙で勝利したことについて、「世界一の大国の大統領に黒人がなったので、アフリカなんぞの黒人国家が親近感を持って、そういう票が雪崩を打って動いたりするとちょっと厄介ですな」と警戒感をあらわにした。
と言ったのだそうである。「アフリカなんぞの黒人国家」とは相変わらずひどいね。
と思ったがしかし、他の報道では「なんぞ」になっていない記事もある。
世界一の大国の大統領に黒人がなったのでね、アフリカなどの黒人国家が親近感を持ってね、そういう票がなだれを打って動いたりするとちょっと厄介ですな。
石原語録：知事会見から 米大統領選／新銀行東京 ／東京 - 毎日ｊｐ
東京都の石原慎太郎知事は７日の定例記者会見で、２０１６年五輪招致を都と争うシカゴが地元のオバマ上院議員が当選したことについて、「アフリカなどの黒人国家が親近感を持ってそういう票が雪崩を打って動いたりするとちょっと厄介ですな」と述べた。
【石原知事会見詳報】米大統領選「アフリカ票なだれ打つと厄介」(1/3ページ) - MSN産経ニュース
「それもあるけどね、やっぱりね、一応、世界一の大国の大統領に黒人がなったんでね、アフリカ南部の黒人国家が非常に親近感をもってね、そういう票が雪崩をうって動いたりするとちょっと厄介ですな。」
【石原知事会見詳報】米大統領選「アフリカ票なだれ打つと厄介」(2/3ページ) - MSN産経ニュース
「など」説と「南部」説がある。産経は、リードでは「アフリカなどの」、本文では「アフリカ南部の」と言ったことになっていて、いったいどっちなんだと混乱してしまう。ひとつの記事の中でなぜこういう事が起きるのかさっぱりわからない。という産経の事情はともかく、本当は何と言ったのだろうか。「なんぞ」と「など」では、相当意味合いが違う。
幸い一次ソースがある
いろいろ考えるよりも一次ソースがあればそれに越したことはない。幸い、東京都は知事の記者会見をすべてビデオ公開しているので、容易に確認することができる。
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ここの11月7日のところですな。はい、見てみましょう。
…
100人いれば99人が「なんぞ」と聞きとるでしょうね。まあ1人くらいは「なーど」に聞こえる人がいるかも知れない。「南部」と聞く人はちょっといないのではないでしょうか。後日出るらしい、東京都によるオフィシャルなテキスト起こしではどうなるのだろうか。
（追記）これがオフィシャル
それもあるけどね、これはね、やっぱりね、世界一の大国の大統領に黒人がなったんでね、アフリカなどの黒人国家というのは、非常にどういうんでしょうね、親近感を持ってね、そういう票が雪崩を打って動いたりすると、ちょっと厄介ですな。
えー
