雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

鳥人間コンテストの終わり

自分が「鳥人間コンテスト」を見なくなったのはどうしてだったろうか。と考えるに、どんどん「競技」になっていったのが詰まらなかったのだろうと思う。
年に一度の晴れ舞台、どう考えても飛びそうにないと素人目にもわかる奇妙な機体を持ってきて、案の定垂直落下して「記録2メートル」、お前それ普通に走り幅跳びした方が飛べるやないか。かつての主役はそんな人たちだった*1鳥人間コンテストは、飛ぶ競技ではなく「落ちるゲーム」だったのだ。それが何だ。なんとか大学の誇りをかけて臨むだの、向こう岸に着いちゃってUターンしてくるだの、落ちないゲームになっていった。本気で記録を狙っている人には悪いが「こんな げーむに まじに なっちゃって どうするの」、結局それで興味を失ったのだった。
もっと毎年いろいろ変なレギュレーションをつくるべきではなかったか。「飛んでる間じゅう、『カバディカバディカバディ…』と叫んでいなくてはいけない」とか。あ、別に「人気がなくなったから休止」というわけではなく、経費削減のあおりということらしい。でも、どうしてもやりたい企画ならカネもつくわけで。


「鳥人間コンテスト」不況風吹き休止に 読売テレビ(asahi.com)
「鳥人間コンテスト」2009年開催休止と2010年開催のお知らせ(よみうりテレビ)
今年が休止で、来年はやるらしい(本当かなあ)。がんばってください。でも参加者のことを考えると、「今年は(無理してでも)やる。来年は休止する」とすべきだったんじゃないか。それだけの余裕すらなかったんだろうか。

*1:もちろん、最近でもそのセンの人たちが生き残ってはいた