雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

入学式の「ありがとうございます。」

きのうは子供の小学校の入学式。
入学式というのは当たり前だが事前の綿密な練習というのができない。小学一年生となるとなおさらである。
というわけで、一年生はほとんど何もせずとも式は進んでいく。が、途中にあった「来賓の紹介」で愉快な出来事があった。
司会の先生が「それでは来賓の方々を順にご紹介いたします。まずは○○さんです」
○○さん立ち上がり、「みなさん、おめでとうございます」と一言。
すると子供たちは声を合わせて「ありがとうございます!」*1
「続きまして△△さんです」
△△さん立ち上がり、「おめでとうございます」にまたも子供たちは「ありがとうございます!」
3月にあった幼稚園の修了式で、そうするように練習していたのだ。入学式でも同じように挨拶のお返しをしたというわけ。
ここで教頭先生が割って入る。
「えーみなさん、大変元気なあいさつですねー。でも、一人ひとりにあいさつしていると、これから『ありがとうございます』をあと30回も言わんとアカンのですよ(会場笑)。来ておられるみなさんのあいさつをいったん全部聞いてから、最後に一回だけとびきり大きな声で『ありがとうございます』とあいさつすることにしようかなー」
さて、先生の思いは一年生たちに通じただろうか。
3人目のご紹介。「つぎは、□□さんです」
□□さん「ご入学おめでとうございます」。子供たちは、「あ り が と う ご ざ い ま す !」
どうも子供たちが理解したのは、最後の「とびきり大きな声で」というとこだけだったらしい。
教頭先生ふたたびマイクを取り、「じゃあもうコレでいきましょうか」。場内爆笑。
その後30回の「ありがとうございます!」が響き渡ったのだった。

*1:「り」と「す」にアクセントがある