雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

党首討論のハイライト

テレビ的にもっとも印象的なシーンは、誰が何を言ったという中身ではなく、討論終了後に「歩み寄る鳩山代表に目をやることなく降壇する麻生総裁、それを苦笑交じりに一礼して見送る鳩山」のところなのだろうな。私が見たニュース番組では、NHK筆頭に全局この場面を流していた。そういうことだ。

ノーカットで見ないと意味がないって人もいるが、1時間半のイベントをノーカットで見ようとすると1時間半かかるわけで。そんなもんに付き合える人はよっぽどの政治マニアか筋金入りの支持者くらいしかいなくて、3時間の野球のゲームを2分にまとめるダイジェストも必要だろうとは思う。ただ、昨日の日記のような「投手がランナーに出てるのにファールで粘る選手」とかの(見ようによっては)面白い場面がスルーされることもあり、そこは「目利きの編集」必須で。でその結果が「もの別れする二人」だったりして。で、私が(ノーカットではないダイジェストを)見ての印象は、「ああ麻生さん元気そうだな」ということだった。これなら、自民党はたとえ下野しても「戦う野党」としてしっかり与党にかみついてチェックしてくれそうだ。ちょっと安心した。(まあ、麻生さんは最初の所信表明演説からそういうスタンスだったような気もする)麻生さんは野党党首としての適性は高いと思うので、下野したとしても総裁を辞したりせずこのままがんばってほしい。とはいえ、自民党としてはいつまでも野党でいたくもないだろうから、また判断は違ってくるかも知れないが。

ところで

NHKが討論の中継をしなかったのは、この二人の討論より甲子園での花巻東菊池くんのピッチングのほうが重要だと判断したのでしょう。ね。