現職の総理が選挙で敗れるなら
現在民主党の代表選が菅直人と小沢一郎の間で争われている。どちらが勝つかは知らないが、もし小沢が勝った場合、「現職の総理が与党の代表選で敗れて辞職させられる」ことになる。
最近のパターンでは、この国の首相は政権交代でない限り、まず「俺はもうやめた」と辞意を表明し、それを受けて与党が次の総裁なり代表なりを選んで新首相としてきた。現職総理に真っ向から挑んで奪い取ったというのは、福田→大平の時(1978)だけではなかろうか。今回小沢が勝つと、かなりのレアケースとなる。
- 田中角栄(1972)
- 辞意表明(金脈問題)
- 三木武夫(1974)
- 辞意表明(総選挙敗北)
- 福田赳夫(1976)
- 自民党総裁選で敗北←これ
- 大平正芳(1978)
- 死去
- 鈴木善幸(1980)
- 退陣表明
- 中曽根康弘(1982)
- 引退表明
- 竹下登(1987)
- 退陣表明
- 宇野宗佑(1989)
- 退陣表明(参院選敗北)
- 海部俊樹(1989)
- 退陣表明
- 宮澤喜一(1991)
- 政権交代(内閣不信任→総選挙)
- 細川護煕(1993)
- 退陣表明
- 羽田孜(1994)
- 不信任提出で総辞職
- 村山富市(1994)
- 退陣表明
- 橋本龍太郎(1996)
- 退陣表明
- 小渕恵三(1998)
- 病に倒れる
- 森喜朗(2000)
- 退陣表明
- 小泉純一郎(2001)
- 引退表明
- 安倍晋三(2006)
- 退陣表明(参院選敗北など)
- 福田康夫(2007)
- よくわからないが退陣表明
- 麻生太郎(2008)
- 政権交代(総選挙)
- 鳩山由紀夫(2009)
- いろいろ行き詰まり退陣表明
- 菅直人(2010)←イマココ!
9月14日追記
まあ、実現しなかったわけだが。