雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

電気料金をクレジットカード払いにすると本当に得をするのか考えてみたけれど

マァ極端なことを言えばNHKの受信料は「払わねえよ」と宣言して払ってない人も多いし「今のトンデモNHK会長がいるうちは払わない」と言うとなんとなく大義名分もありそうで「払わない」という選択肢も大いにある。見なくても死ぬわけじゃなし。

しかし電気料金は払わないと止められてしまい生死に関わるので切実な問題だ。
その料金をクレジットカードで払えばポイント還元分だけ得になるよね、と言いたいところだが、電気料金の場合は少々事情が違う。
口座振替割引サービス」の存在である。
口座振替のサービス|東京電力

上のリンクは東京電力のものだが、どの電力会社にも横並びで同等の割引がある。すなわち口座振替支払いを選ぶと、毎月の電気料金から54円(税込)を引くというものだ。

この割引はクレジットカード払いには適用されない。口座振替もクレジット払いも、電力会社からすると回収リスクは大して変わらないので、同じように割引があってよい気もするが、そこはうまいことできてるというか割引とポイントのダブルゲットができない仕組みとなっている。(あいや待て、電力会社が銀行に払う口座振替手数料よりクレジット会社の手数料の方が高いからか? よく知らないが)

となると、利用者にとっていったいどちらが得なのか…ということになるが、これは月々の利用額、還元率、そしてポイントと現金の使い勝手の差によって変わってくる。
たとえば、ポイント還元率が0.5%程度の一般的なクレジットカードの場合は、54円分のポイントをゲットしようとすると10,800円の利用が必要になる(ポイントが付与される単位等は、ここでは考えない)。つまり毎月これ以上電気を使っている家庭なら、クレジットカード払いの方がお得だ。還元率1%くらいの高還元率カードだと、5,400円以上電気代を払う人がお得になる計算である。
また電気代なんて夏冬のシーズンと春秋では結構差があり(うちの場合倍以上違う)、どちらが得になるか季節によって微妙に変わるケースも多い。

しかしながらポイントと現金の使い出の差を考えると、わずかながら還元率が高いからといって「こっちが得だな!」と安直に判断するのも間違いである。つまり…


とここまで書いて、いろいろ考えたところで差が出るのは年間数十円とか多くて数百円であり、考える時間の方がもったいないことに気づく。
要するにどうでもいい。好きな方を選ぼう。口座振替だと預金通帳の「お引き出し」欄が一行増えて、クレジット払いにすると利用明細が一行増える。それだけの違いである。
私は口座振替にしている。

結論

なにより、こんなことを考えてどちらか選んだところで、節約額が毎月54円と60円のどっちが得かなんて電力会社が「赤字だから値上げしますよ~、ああ原発再稼働したいな~^^」と言えばたちまち吹っ飛んでしまうレベルのものだ。考えるべきはもっと他の場所にある。

参考記事: 東電料金、沖縄抜き全国最高に 原発事故後の値上げ響く:朝日新聞デジタル

なおガス料金の場合は

都市ガス料金の場合、「口座振替割引」を実施している会社は少ないが、東京ガスは今年の3月から電気会社と同じ水準の「54円割引」がはじまったようだ。
東京ガス : ガス料金 / 口座振替割引のお知らせ