雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

「明日も勝ちます!」荒木くんの話

荒木郁也(あらき・ふみや)は阪神タイガース所属の野球選手。明大からドラフト5位で入団し5年目。昨季までの通算安打1本。

という、客観的に見て「そろそろちゃんとせな…」の選手が昨夜の楽天戦では3安打固め打ち+6打席全出塁の豹変ぶりで勝利に貢献、初のお立ち台に上がった。
一緒にお立ち台に立った福留先輩がとぼけた答えを繰り返した後に順番が回ってくる。おっ、結構ちゃんと受け答えできるやん、上本よりしっかりしてるじゃないかと思ってたら最後に落とし穴が。

「明日も勝ちます!」

あかんそれ禁句や…。
いや、禁句は「明日も勝つ!」で、「勝ちます」はギリセーフなんだっけ。知らんがな。
昨年は上本が言いかけて、「明日からのジャイアンツ戦も勝…がんばります」とあわてて言い直していたな。


舞台裏を推測するに、この日は延長11回サヨナラ勝ち。そして荒木は3塁走者でサヨナラのホームを踏み、つまりは「ヒーローインタビューの準備が直前まで本人にできていなかった」のであろう。


(↑これはブラゼル阪神に移籍した直後に甲子園で活躍し、お立ち台確実になった試合でのどんでん岡田氏(当時評論家)の発言)


おおかたベンチに戻ってきた荒木に関本か狩野あたりが「おいお前ヒーローインタビューの最後は『明日も勝つ!』で締めるんやぞ」などと適当なことを冗談で吹き込み、緊張していた荒木がそのまま言っちゃって「ホンマに言うてどないすんねん」となったか、
それともお立ち台に向かう前に広報担当から「いいですか『明日も勝つ』だけは禁句ですから!」と念を押されたが記憶が飛んでしまって「明日も勝つ」だけが残ってたか、
まあ知りませんけどね。

荒木くんはまだプロでの打点がなく、今季もチャンスで凡退を繰り返し悔しがる場面ばかりだったので、次は初打点に期待します。
我が家では「荒木の枕詞は『“この場面、チャンスでそのまま打席に入ります”荒木』やな」と言って笑っていますけど、はやくこんな扱いを覆すような活躍をお願いしますよ。

追記

今日の先発サードは今成と聞いて何でやねん!と思ったが、荒木くんは2番セカンドでスタメンでした。ひとまずよかった。

さらに追記

この日は1-0で勝ちましたよよかったですね。ただその後3連敗、その3連敗目は9回2死ランナー無しから逆転満塁ホームランを打たれるという大逆転負け、その次の連敗を止めた試合も8点リードしかも藤浪がスイスイ投げてたのを途中で追いつかれる(最後はサヨナラ勝ち)という散々な展開でした。まあそれに留まったのでよしとしましょう。