若い人向けネット銀行はどこがいいか聞かれて
来春社会人になる息子に「ネット銀行いっこ口座作るとしたら何がいい」と聞かれたのでとりあえず以下のように紹介した。自分の整理用にまとめておく。
その前に息子について
大学4回生男子
持ってる本人名義の銀行口座は
- ゆうちょ銀行(子供のころからある、お年玉貯金用)
- 三井住友銀行Olive(クレカ作ったときに近所の支店で決済用として作った口座)
- りそな銀行(バイトの報酬振込用に指定されて作った口座、支店は遠く離れた場所にある)
の3つ。「Oliveでもいいんだけど何かないか」というリクエストだ。証券会社で投資とかにはあまり関心はないらしい(少しくらいは興味持ってほしいものだが)。
ネット銀行の強みは
ひとつには一般の銀行よりも「低コスト」で「好条件」ということにある。なかでも「ATMの利用(出金)手数料」と「振込手数料」が安い・無料回数が多いことはひとつの目安となる。他にも「アプリ・ウェブサイトが使いやすいか」「預金金利が高いか」「いろんなサービスが連動しているか」などの評価ポイントがあるが、まあそのへんの優先度は後回しである。金利も、資産が少ないうちははっきりいって大して差が出ないのでそんなに気にする必要はないかなと思う。たとえば100万円を預けて年0.1%の金利差は、手取り利息額で言えば年797円であり…10万円なら80円であり…この差をどう見るか
なお、月×回無料というのは条件によって増えたり減ったりするが、あまり資産のない人でも達成できそうな条件のものを挙げている。新社会人だから口座の残高はそんなにないだろうし、住宅ローンもないし。
以下の条件はあくまで現時点のもので、キャンペーンやなんやらでコロコロ変わったりすることには注意。預金の金利upキャンペーンなどは各行しょっちゅうやっているため、比較していられない。
手数料の項の金額は、無料回数を使い切った後の値段。
SBI新生銀行
- ATM手数料無料回数 何度でも
- 振込手数料無料回数 月10回 (110円)
- 条件(ダイヤモンド) 28歳以下であること or SBI証券に口座を作って連携する
- 提携ATM コンビニ+イオン
「何度でも」+「月10回」の大盤振る舞いは最高ステージの特典だが、28歳未満であれば無条件でこの最高ステージが適用される。これは大きなメリットで、若いならこの理由だけで選んでもいいくらいだ。スマホ決済の振替はPayPayにしか対応していないが、どうせPayPayくらいしか使わんだろ笑。なお、この銀行は過去の経緯から実店舗を持っているため厳密にはネット銀行と言えないが、まあネット銀行のようなものだ。
(なお、「ATM何度でも無料」は下から2番目のステージからの特典である。条件は資産100万円や給与振込口座にしていることなど)
住信SBIネット銀行
- ATM手数料無料回数 月5回 (165円) スマホから使う場合は何度でも無料
- 振込手数料無料回数 月5回 (77円)
- 条件(ランク2) アプリでログインすること(事実上無条件)
- 提携ATM コンビニ+イオン、ゆうちょ
まあこれくらいあれば充分か。またキャッシュカードがなくてもスマホアプリでコンビニATMから入出金が可能で、その場合の手数料は常に無料となり結構なアドバンテージである。概して評判がよくこれまではおすすめ一番手だったが、NTTドコモの傘下に入ることが決まっており、この先どう変化していくのかは大いに気になる。
(追記) といっていたところ、2026年5月からこのスマートプログラムが改定されることとなった。
www.netbk.co.jp
「5回無料+5回無料」になる新たな条件は、
「普通預金(+SBIハイブリッド預金)の残高50万円以上」
または
「給与・年金の受け取り」
または
「月1回以上の引き落とし」
で、現在のような「実質無条件」ではなくなり、「そこそこ日常的に使う」ことが条件になった。*1
ソニー銀行
- ATM手数料無料回数 月4回 (110円) 入金は無料
- 振込手数料無料回数 月2回 (110円)
- 条件(ステージなし) VISAデビットカードを作る
- 提携ATM コンビニ+イオン、ゆうちょ、三井住友、三菱UFJ
実は自分も昔からここに口座を持っている。 「外貨に強い」以外にこれといった特徴はないものの、老舗のネット銀行でありイケイケではない安心感がある。無料回数は若干渋いが、「ファミリー優遇」とやらで家族の口座を合算して判定できる制度がある。たとえばうちならシルバーステージになり、ATM月7回、振込月4回、これなら遜色はない(条件は残高300万円など)。ソニーグループだがプレステが安くなる特典などはない。CreepyNutsのツアーに抽選でご招待というキャンペーンはあった笑(協賛しているらしい)
楽天銀行
- ATM手数料無料回数 月1回 (220or275円) 3万円以上の入金は無料
- 振込手数料無料回数 月1回 (145円)
- 条件(アドバンスト) 残高10万円または月5回取引
- 提携ATM コンビニ+イオン、ゆうちょ、三菱UFJ、みずほ
ATMの手数料が高くて原則無料の範囲内で使いたいのに無料回数は大変渋い(給与振込があれば振込無料回数が+3回増える)。しかし楽天ポイントを貯めて使っての生活を送るなら、買い物のポイント率がアップしたり他のサービスにポイントを使えたりといろいろ特典がある。この銀行は自分がどれだけ楽天のサービスを使っているかでお勧め度が大きく変わってくる。ここを選ぶなら楽天カード、楽天証券、楽天ペイ、楽天モバイル、あとなんだっけ、楽天イーグルスにヴィッセル神戸は関係ないか、まあそういうので楽天ポイントを貯めよう。楽天イーグルスの選手は、試合で活躍するとヒーロー賞の楽天ポイント10万ポイントがもらえる。
この中から
好きなのを選べと言っておいた。他にもあるけれどもあまり積極的に選ぶ理由がない。「イオン銀行」はイオン系列の店舗に自前のATMがたくさんあるのでいつでも無料で使えるATMが多いのが特徴、くらい。
「auじぶん銀行」(au系)や「PayPay銀行」(ソフトバンク系)は、そこの携帯回線を使ってたらいろいろお得だったりするのだろうけど回線を変えたときに逆に足かせになりそうで敬遠しておくがいいかなと思う。ドコモ傘下になる「住信SBIネット銀行」もそれが心配である。まあ楽天銀行もそうなのだけれど。
(個人の見解です)
ネット銀行の欠点
として、公共料金の口座振替に対応していない場合があり*2、利用の際には注意が必要である(クレジットカード各社の口座振替にはたいてい対応しているため、公共料金がカード払いできるならOK)。また税金や料金振込などに使われる「ペイジー」に対応しているところが少ないことにも注意。上の4行では楽天銀行だけが対応である。必要な時は三井住友を使うかコンビニに行くかだ
また、10万円以下の手数料不要な個人送金「ことら送金」への対応はまちまちである。上の4行だと、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行が対応している。非対応の銀行は、手数料無料回数の範囲でやりくりしてくれということなのかも知れない。
私のキャッシュレス決済利用を晒す2024
これまで「私のクレジットカードを晒す」というシリーズで都度都度更新してきましたが、前回の更新が2020年。
4年前からの違いをざっとまとめると、「物理カードからApple Pay」「(QUICPay, iD等の)FeliCa決済からクレカタッチ決済」「コード決済はちょっと面倒」という感じですかね。
というわけで久々に更新します。黒星の数は使用頻度。カッコ内の星は4年前の状態。×印は家に置いたままで使っていないもの。*印は年会費のかかるカード。
なお毎度のことながら、「この使い方がポイントが増えておトク!」といった情報は皆無なのでご注意を。
物理カード
★☆☆(New!)三井住友ゴールド(NL)*
★☆☆(★★★)JCB ゴールド・ザ・プレミア*
★☆☆(★★☆)ペルソナSTACIAカード(PiTaPa一体型)*
×☆☆(★☆☆)大丸松坂屋カード*
×☆☆(★☆☆)イオンカード(WAON一体型)
×☆☆(New!)dカード
×☆☆(New!)PayPayカード
★☆☆(★☆☆)smart ICOCAカード
☆☆☆(☆☆☆)三井住友銀行Visaデビットカード
×☆☆(×☆☆)SONY BANK WALLET(Visaデビット)
×☆☆(×☆☆)三菱UFJ-Visaデビットカード
なお、クレジットカードはすべてApple Payに設定している。
簡単な説明
- 三井住友ゴールド(NL) 今年から思うところあってこちらをメインカードに変えた。昔はどえらいカードなどと言われていたが最近はそれほどでもないね。実際の使用ではApple Payのタッチ決済またはネット決済でカード情報を入力して使う場面が多く、実カードの出番はあまりない(レストランとかか?)。最近はどれもそんな感じだ。カードは名前以外の情報が記載されてない今風のデザインだが、ETCカードのデザインはなぜかアップデートされておらず今どきエンボス加工*1である。これはこれですごい。なおいわゆる「100万円修行」を成就して来年からは年会費無料になる予定。
- JCB JCBの一本足打法からVISAとの二本立てに。サービスは充実しており解約することはないだろう。年会費1万円払うに値するかという問題はあるが、これはこれでいろいろと使い道がある。公共料金やサブスク料金やらの支払を変更するのはなかなか面倒だった。あとショッピングサイトで支払いクレジットカードをこれに設定していたのが多く、油断するとこちらのカードで決済される。別にいいけど。
- ペルソナ 阪急・阪神両百貨店でのお買い物時に。それから関西の交通機関を利用する時にPiTaPaとして。とはいえこれも同じく出番が減った。カードデザインは表側に番号や名前がごちゃごちゃと印字されている伝統的なタイプだが、これは裏面にPiTaPa定期の情報を載せたりしないといけなくてデザインの自由度が低いのだろうかね。
- 大丸松坂屋カード QiRAカードなんて愛称がついたが、分かりにくいだけではないだろうか。大丸(主に神戸店)でのお買い物時限定。
- イオンカード イオン系列の店でお買い物時限定。イオンの店で毎月○日は何%引き、という日に出番が来る。国際ブランドを唯一MasterCardにしていて、これで一応3大ブランドが揃っている。
- dカード ドコモユーザーでもないのにdカードを作ったのはマネックス証券つみたてNISA口座の積立専用としてである。以前はマネックスカードで積み立てていたけれども、あっちのカードはなんか先がなさそうなのでさっさと乗り換えた*2。
- PayPayカード なんで作ったかというとPayPayの決済のためで、その用途専用である。作ってみたら利用限度額が500万円に設定されていて、JCBやVISAのゴールドカード与信額を大きく上回っており大いにびびる。クルマでも買えちゃうじゃないか。ネットを見ても同じくらいの限度額を設定されて驚いている人が多いようで、与信本当に大丈夫?
- SMART ICOCA JRの通勤定期が載っていて、定期範囲を超えてJRに乗車するとき利用。関西地区以外で電車に乗る時も。あと駅ナカのお店で使うなど。こういう用途なのでこれだけ財布でなくパスケースに入れ、実カードとしては一番使っていることになる。なおApple PayでICOCAが使えるようになったが設定していません。…だけれども、今年9月にJRが「新規発行を終了、他のサービスも徐々にフェードアウト」と発表した。モバイルICOCAに移行してくれってことなんでしょうけど、困りますね。
- その他のクレジットカード きれいに整理して解約しました。
- 銀行のVisaデビット 作った時にちょっとだけ使って、キャンペーンのキャッシュバックだけもらってそれっきり。自分には必要ないものと知る。あと銀行によって、明細が「Visaデビット 025423 SEVEN-ELEVEN JAPAN」と詳しく出るところや「V509088」などどこで使ったか分からない明細しか出ないところ、さまざまですね。実際に使ってみないとわからない。三井住友のは銀行口座のキャッシュカードとして持ち歩いているだけ。Olive? なにそれおいしいの。
てなわけで現在財布の中にあるカードは、クレジットカード3枚(VISA、JCB、ペルソナ)、銀行のキャッシュカード(兼Visaデビット)1枚(三井住友)、運転免許証他2枚の計6枚。以前よりだいぶ減った。そしてエンボス加工のカードはなくなった。
iPhoneのウォレット(Apple Pay)の中にあるカード
★★★(New!)三井住友ゴールド(NL)(VISAタッチ決済/iD)
★☆☆(★★★)JCB(JCBタッチ決済/QUICPay)
☆☆☆(☆☆☆)ペルソナカード(VISAタッチ決済/iD)
☆☆☆(New!)大丸松坂屋カード(iD)
★☆☆(New!)イオンカード(Masterタッチ決済/iD)
☆☆☆(New!)dカード(VISAタッチ決済/iD)
☆☆☆(New!)PayPayカード(JCBタッチ決済/QP)
☆☆☆(New!)nanaco
☆☆☆(★☆☆)Ponta
☆☆☆(New!)dポイント
☆☆☆(New!)ワクチン接種カード
ではこちらも簡単に説明を
Apple Payで使えるものはできるだけそっちで使うようにしている。いくら増やしてもかさばらないし、カードも傷まないし。iPhoneを新しいのに変えたら、マスクをしててもFace IDの認識してくれるようになってありがたい。時々失敗するけど。
そして4年前、ここはiDとQUICPayが主だったが、今はクレカのタッチ決済をまず使う。時代は変わった。ただ、タッチ決済は承認されるまでちょっと時間がかかるのが難。
- 各種クレジットカード 詳細は物理カードの方を参照。大丸松坂屋カードだけ、タッチ決済には対応しておらずiDのみである。そして大丸・松坂屋の店頭ではタッチ決済は使えるがiDは使えないというちぐはぐさ。イオンカードだけ★がついてるのは、会社の近所にイオンフードスタイルがあってちまちま買ってるから。
- nanaco 家から一番近いコンビニがセブンなので物理カード時代はかつてよく使っていた。現在は新しくバーチャルカードを発行してApple Payに入れている。用途としては、ほぼセブンのコピー機使うとき用です。Apple Payでチャージできるのは便利ね。
- Ponta、dポイント ポイントカードですけどApplePay(Walletか?)に入るのでこちらに入れました。でもこの形態では使えない店も多い。ポイントカードアプリならバーコードが出てくる。
- コロナワクチン接種カード 支払には関係ないですが入れられると聞いて。なお役に立った場面は一度もないまま、役割が終了したみたい。
その他、iPhone内のなんちゃらペイ
★☆☆(★☆☆)PayPay(App)
☆☆☆(★☆☆)LINE Pay (App)
☆☆☆(☆☆☆)楽天ペイ(App)
☆☆☆(New!)auPay(App)
- なんちゃらPay 一般名は「コード決済」または「QR決済」というらしい。基本、「他のは使えないがPayPayなら使える店」で使う程度になった。あくまでサブの決済手段である。キャッシュレス手段はPayPayだけ使えますって小さなお店が今も結構ありますよね。美容室とか。がんばって加盟店開拓したんだろうなと思う。 …だ っ た の で す が、24年春にケータイのキャリアをドコモ(ahamo)からソフトバンク(LINEMO)に変えた際にキャンペーンの報酬をPayPayポイントでやたらともらい、最近はそのポイントを消費するためにPayPayよく使ってました。よく使うようになると「あれ?案外便利じゃね?」と思うようになるもの。うまくやられたな。キャンペーン中など、決済したその場で「スクラッチチャンス!」なんて叫ばれるのは恥ずかしいのでよしてほしいです。楽天ペイauPayはポイントにおまけでついてきた感じで、お試しで一度使ってみただけ。 LINE Payは来年でサ終が決定、お疲れさまでした。
おまけ
ポイントカードはアプリ化、ウェブ化が進んだせいで物理カードを携行することがほとんどなくなった。少し前まではポイントカードを何枚も入れておけるカードホルダーを持ち歩いていたけれども…。近所のパン屋のスタンプカード(紙)が残ってましたが、コロナのせいで廃止になった(その代わりに割引デーができた)。
今後も、スタンプ式以外のカードはアプリまたはブラウザで表示させる式が主になるんだろうと思う。
LINE Pay サービス終了に寄せて
2週間前の
LINE Payサービス終了に関するお知らせb.hatena.ne.jp
- [4年前の出来事]
- [はいペイペ…えっ?]
近所のクリーニング屋で「LINE Payで」と伝えたら店員さん「えっラインペイ?」と慌てて、店の奥からQRコードの紙をほこり払いながら持ってきて「ラインペイのお客さん初めてやわ」と言われたのは忘れられない思い出
2024/06/13 16:04
このコメントがやたらスターをもらってしまったので補足しておきます
利用したのは2020年11月、コロナ禍真っ最中のころ。LINE Payアプリの利用履歴で確認した。アプリでは利用履歴を2019年から確認できた。これは残っているのが過去5年分ということなのか、それとも私が使い始めたのが2019年からだったのかはもはや覚えていないが、結構細かい明細が残っているのは感心
お店の方は、たぶんこのころからQRコード決済を扱い始めたはず。少なくとも、扱いを始めて半年とか1年経ったころのはずである。お店入り口のガラス扉にPayPayとLINE Payのステッカーが貼ってあった。今でも、支払いは現金とQRコード決済のみである。恐らく導入・運用コストとの兼ね合いなのでしょうね
「お客さんがはじめてやわ」発言がよほどショックだったのか、これ以降自分は1件(2021年に百数十円)しかLINE Payで決済していない