雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

「殺害」への違和感

今朝の新聞の1面は、秋田の事件で容疑者が「男児殺害の供述をはじめた」という記事と、バグダッドで「ザルカウィ容疑者を殺害した」という記事が並んでいた。前者の殺害は犯罪であり、後者の殺害は勝利(by ブッシュ大統領)なのだそうだ。
権力者からテロリスト指定を受けている人物とは言え、その「殺害」を誇らしげに発表するというのはどうにも違和感がある。このニュースに限らず、イラク関連の報道で最近は「殺害」の文字を安直に使いすぎている感がある。以前なら「この戦闘で武装勢力10名が死亡」と伝えられていたものが「武装勢力10名を殺害」と、主語が入れ替わっている例が多くないか。
ザルカウィという人物に関して言えば、何と言っても世界を動かしてきた一方の重要人物(ということになっている)なんだから、とっつかまえて「お前は2001年以降、本当はどこで何をしていたんだ」ということを洗いざらい明らかにしてほしかった。全部ぶちまけられたら困る人がいるのだろうか。←みたいな邪推に答えてほしいんだけどね。



参考: ザルカウィと呼ばれる男達: 暗いニュースリンク