雷電のチチ日記

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パウロの回心

東京新聞:小泉元首相の会見要旨 原発推進の方が無責任:政治(TOKYO Web)

話題の小泉元首相の脱原発会見で、脱原発な意見の人の中にもそうだそうださすが小泉さんという人あり、いやあいつは今まで原発推進だったし他の政策でもさんざんひどいことをやったから信用できないという人あり。

私は新約聖書にあるエピソード「パウロの回心」を思い出していた。

パウロさん*1はキリスト教と対立するパリサイ派に属し、教団を弾圧していたが、あるとき神の声を聞いて突然キリスト教に転向し、福音を伝え始める。当然「あの人は今まで我々を厳しく弾圧していた張本人ではないか」と元からのキリスト信者は昔の言動をチェックし、最初は疑われるのである。*2しかし彼の活躍により教えは地中海沿岸に広まっていく。

小泉さんが「天からの声」を聞いたとは思わないが、例のフィンランドの処分場見学で回心した、と見るのは楽観的に過ぎるだろうか。パウロみたいのを使えるかどうかが度量ですよ。十二使徒だけで純化して固まってては何も広がらない。

以下「使徒の宣教」26章より、パウロの弁明場面

 「実は、わたくし自身も、前にはあのナザレトの人イエススの名に対して、大いに反対すべきだと考えました。そして、それをエルサレムで実行に移し、このわたくしが祭司長たちから権限を受けて多くの信者を牢屋に入れ、彼らが死刑になるときは、賛成の意思表示をしたのです。また、いたるところの会堂を訪ねては、しばしば彼らを罰してキリストを冒瀆するように強制し、彼らに対して激しく怒り狂い、外国の町にまでも迫害の手を伸ばしたのです」。

 「このような事情で、わたくしは祭司長たちから全権を委任されて、ダマスクスへ向かったのですが、その途中、真昼のことです。王さま、わたくしは天からの光を見たのです。それは太陽より明るく輝いて、わたくしと、また同行していたものとの周りを照らしました。わたくしたちが皆地上に倒れたとき、『サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか。とげの付いた棒をけると、ひどいめに遭う』と、わたくしにヘブライ語で語りかける声を聞きました。わたくしが、『主よ、あなたはどなたでしょうか』と尋ねると、主は次のようにお答えになりました。『わたしは、お前が迫害しているイエススである。起き上がれ。しっかり立て。わたしがお前に現れたのは、お前がわたしを見たこと、そして、これからわたしが示そうとすることについて、お前を奉仕者、また証人にするためである。わたしは、お前をイスラエルの民と異邦人の中から救い出し、あらためて彼らのもとに遣わす。彼らの目を開いて、闇から光へ、つまりサタンの力から神へと向かわせ、こうして、彼らがわたしの信仰によって罪のゆるしを得、聖なる者とされた人々とともに恵みの分け前にあずかるようになるためである』」。
 「アグリパス王さま、こういう次第で、わたくしは天から示されたことに背くどころか、かえって、ダマスクスにいる人々を初めとして、エルサレムとユダヤ全土の人々、そして異邦人に対して、悔い改めて神に立ち返り、悔い改めにふさわしい行ないをするようにと伝えました。そのためにユダヤ人たちは、神殿にいたわたくしを捕らえて殺そうとしたのです。しかし、わたくしは神からの助けを今日までいただいて、身分の低い者にも高い者にも証をしてきました。預言者たちやモーシェが必ず起こると語ったこと以外には、わたくしは何も述べてはいません。つまりわたくしは、メシアが苦しみを受け、また、死者の中から最初に復活して、イスラエルの民にも異邦人にも光を語り告げることになると述べたのです」。

 パウロスがこう弁明していると、フェストゥスは大声で言った。「パウロス、お前は学問のし過ぎで、頭がおかしくなったのだ」。
(以下略)(引用終)

訳文は手元にあった「共同訳」より。人名などが現在普及している「新共同訳聖書」とはちょっと違っている。

*1:最初はサウロという名で登場

*2:もちろん、パリサイ派も彼を非難し処罰しようとする

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