雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

任天堂じゃないけどちょっといい話

最近体験した話で。

うちの子供はジグソーパズルで遊ぶのが好きである。といっても子供用の大きなピースのものだが、作っては壊し作っては壊しで、最近は異様な速さで完成させるようになってしまった。配置を憶えてしまったのだろうけど、どうやって憶えているのか大人には分からん。
で、遊んでいるうちにピースを1個どこかになくしてしまった。狭い部屋なのに探しても出てこない。新聞紙か何かに挟まって一緒に捨ててしまったかも知れないね、と子供には言ったが、残念そうにしているので製造元に問い合わせてみた。ずいぶん前のもので、恐らくもう廃番だったのじゃないかと思うのだけれど、たった1ピースを探して送ってくれた。アポロ社さんありがとう。何度でも言おうアポロ社さんありがとう。

もう一題。タカラトミーが出している「トミカやまみちドライブ」という、ミニカーを走らせる大がかりな電気仕掛けのおもちゃをプレゼントにもらったことがある(6千円くらいするやつ)。これのモーターがいかれてしまったときにトミーに電話したら送料向こう持ちで即無料修理してくれた。「いつ買ったのですか」「どこで買いましたか」「どうして壊れましたか」などひとことも尋ねられなかった。

任天堂のすごさを垣間見たとき - ksh でいず で任天堂の対応が賞賛されていたけど、思うに任天堂に限らず玩具メーカーというのはこういうメンタリティの会社が結構多いのではないかと思う。自分は任天堂での体験はないが、「花札で梅のカス札を1枚なくしてしまった」と申し出ればきっと無料で送ってくれるんじゃないか。でも「何枚までなら無料で送ってくれるか」を試したらいけない。

留意すべきこと

あと、任天堂にしてもどこにしてもボランティアとか好意でやっているわけでなく、こういうサービスのコストはきっちり別のところで回収されているであろうことは胸にとどめておくべきと思った。私は大人だからポケモンのシールなんか貼らないし扱いも粗っぽくないから壊す確率も子供より低いだろう。でも、子供のためのサービスコストを大人(というか自分)が負担してやるのはそう悪いことでもないと考える。子供の玩具だってカネ出すのは大人だしね。