ビートルズ論争(そういえばあった)
404 Not Found を読んで。
私も当時はRO誌を読んでいたけれども、速水さんと同じく松村雄策の方に悪印象を持っていた。最後のやりとりで松村氏がキレてしまってRO誌上でさんざん小林氏を罵倒して終わった(ような記憶あり)のが、あくまで文章上は冷静を装っていた小林氏と比較して後味が非常に悪かった(あれでは小林氏も返答のしようがなかっただろう)。それまで双方比較的節度あるやりとりが(表面上は)続いていただけに、突然の乱心は「どっちが正しいとかは別にしてそういう言い方はだめだろ」と感じた記憶がある。ROはお得意の「論争」を仕掛けたつもりが、相手(小林氏)の方が上手でとうとう我慢できなくなって暴発(「消えろ!」)しちゃったのかなという印象だった。キレた松村氏の負け、だと思っていた。渋谷陽一が収拾に走り回ったというのを読んだのは「噂の真相」だったかな?
ただ、時を置いて こういう形でWikipediaにまとめられる と、受ける印象がずいぶん違う。枝葉を切って論点だけを整理するとこうなるのだろう。しかし、こういうまとめ方から抜け落ちてしまうニュアンスもあるよなあ。切れず、過激にならず、冷静に議論できる技量が必要だと思った。また、勝った方が正しいというわけではないというのもよくわかった。
(翌日に追記)
↑これ書いた翌日に本屋に行ったら、今出ている「レコードコレクターズ」がビートルズ来日40周年の特集だったんで買って来ちゃいました。