雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

内閣官房長官というお仕事

仕事ぶりが途中で豹変したのは、最近では森内閣時代の福田康夫長官だろうか。前任者*1のスキャンダル辞任による就任当初はなんか自信なさげに職務をこなしていたのに、ボスが失言を連発して信用をなくしていくに連れ、「俺がしっかりしないと内閣が潰れる」と思って開き直ったか、突如顔つきまで変わってばりばり仕切りだしたという印象がある。その後いろいろあって今は要職を離れているけれども。
さてそこで新しい官房長官殿ですが、二つの新聞記事がある。キーワードは「どうしましょう」。

遠藤氏の疑惑が報じられた1日、首相は首相官邸での総合防災訓練を終え、与謝野氏と電話で対応を話した。「どうしましょうか」。首相は困った様子だったという。

首相抜きの農相辞任劇 政権変質、与謝野・麻生氏仕切る(朝日)

与謝野氏は、自ら遠藤氏から事情聴取し、自民党側との調整にもあたったことについて「『どうしましょう、どうしましょう』と首相の下に駆け込むのは、閣僚としてやってはいけない」と語り、首相を調整の前面に立たせたこともあった塩崎恭久・前官房長官との違いを印象づけてみせた。

「国民の動向、鼻で察知」…政権危機管理で与謝野官房長官(読売)

朝日記事の引用部分を読んだときは「『首相は困った様子』って書いてるけど、お前見たんかそれを」と思っていたが、読売の記事を併せて読むと納得した。これは与謝野氏周辺があれやこれや喋ってそうだねー。改造前の内閣はみんなで「どうしましょう」ばかり言っていたから決断が遅れて叩かれたんだ、俺が仕切ってやるから文句言うなってとこですな。でもいつまで続くでしょう。