演歌をうたうJEROくん
ジェロ君。日本人の祖母の影響で、アメリカ在住で小さい頃から演歌に親しんでいたという。大学を卒業後来日。直後に出場したNHKのど自慢で「夜桜お七」をうたって合格。以後各地の歌謡コンテストの常連となるうち、レコード会社にスカウトされる。…
プロなのだから「上手い」のは当たり前でそれ以上の何があるかが問題なのだがしかし。いろいろありすぎて困る。
ただこのデビュー曲、作詞が秋元康というのが気に入らねえ(笑)。
- アーティスト: ジェロ,吉田正,宇崎竜童
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2008/02/20
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 79回
- この商品を含むブログ (82件) を見る
というわけで黒人の演歌歌手、ジェロ。この曲は演歌というよりは歌謡曲か(宇崎竜童作曲)。
よろしくお願いします。 - JERO'S BLOG -ジェロのブログ-
エンカ的なこぶしのまわし方、リズム感というのは日本人や韓国人、あるいはその周辺の国々の人特有のものかと思っていたが、そうではなく「環境」が幼い頃から整っていれば獲得できるものなのかも知れない。民族とかDNAという問題ではないのだろう(大人になってから身につけようとすると大変だろうが)。たとえば日本人だってエジプト人だって、ウィーンで生まれ育てばウインナ・ワルツ独特のリズムも違和感なく*1やれるようになるんだろう。
ジェロ君とは逆に、「R&Bシンガー」を名乗っている日本人歌手で黒人を「ほぉぉ」と唸らせるのはどれだけいるのだろうかと気になるこの頃である。
あと気になるのは
ジェロ君の両親あるいは兄弟はいったいどういう趣味をしているのかということ。ジェロ君と同じくエンカ好きなのかそれとも興味ないのか。
ま、「レ・フレール」という兄弟のピアノデュオが日本にいて、あれも7人きょうだいのうち音楽やってるのはこの2人だけみたいだから、同じ血を分けていても関心の方角とか才能の有無は人それぞれなのかも知れない。
*1:他のウィーンっ子にとって