雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

勝率マジック

  • 阪神に勝率1位マジックというのが出たんだ
    • 何それ、普通のマジックと何が違うの
  • とりあえず、普通に1位になるためのマジックナンバーだ。ただし今のセ・リーグは、勝率1位即優勝というルールじゃない。勝率1位のチームよりも勝ち数の多いチームがあれば、その2チームでプレーオフを行って優勝を決定する
    • さっぱりわからない
  • じゃあ、簡単にするために総試合数を10試合としてみる。全日程を終えた後、Aチームが5勝0敗5分、Bチームは8勝2敗だったとする。この場合、Aチームが勝率10割で1位なんだけど、勝利数が一番多いのは勝率8割のBチームの方だ。こうなった場合、2チームでプレーオフをするというわけ。ちなみにこの仮定では、AチームとBチームのいわゆる「ゲーム差」は、0.5ゲーム差でBチームの方が上にいることになる。これはかなり極端な例だけど、なんとなくBチームの方が優勝にふさわしい成績だと思わない?
    • まあね。でもどっちかに統一すればいいじゃない、なんでそんなにややこしいの
  • サッカーとかと違って、野球は本来引き分けが存在しないスポーツだ。アメリカのメジャーリーグはだから延長戦は決着がつくまでやるし、なんかの理由で同点のまま試合を打ち切るときは、引き分けじゃなくサスペンデッドにして、後日続きをやる
    • 日本のプロ野球は確か延長は12回で打ち切り・引き分けだよね
  • そう。でも90年代の一時期、セ・リーグは「引き分け再試合制」のルールにして、延長引き分けの試合は(サスペンデッドではなく)再試合ということにしていた。これだと引き分け試合がいくら入ろうが勝率には影響ないので、「勝ち数の一番多いチームが優勝」というシンプルなルールだった
    • そういえば、順位表に「ゲーム差」が表示されてなかった年があったような
  • あのときは、シーズン中の順位も勝ち数順で並べていたので、30勝30敗のチームの方が29勝28敗のチームよりも上の順位になっていた。「ゲーム差」だと、29勝のチームの方が0.5ゲーム上回っているんだけどね
    • それが、またルールが改正されて引き分けが復活したと
  • そう。で、ここからの経緯はよく分からないけれど、それまでの成り行きから一番多く勝ち星を挙げたチームの価値も認めないと、ということでこんなルールになったんじゃないかな。上位のチームにとって「引き分けは勝ちに等しい」ということになったら消極的なゲームが増えてしまうからね
    • なるほど。…あ、要するに「ゲーム差で上にいるチームが勝率で下回ってしまった場合の救済策」、ということ…?
  • 分かってんじゃん…


我が家で交わされた会話です。本当に2人とも分かってるのか謎。