雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

人の名前はさんづけで呼ぶ位の礼儀

昔、犯罪事件の被疑者や被告人の名前を呼び捨てで報道していたのが「○○容疑者」「××被告」へ変わっていく過渡期*1に、産経新聞が「我々はその人の肩書きや職業をつけて書く」として、社会面に変な呼称があふれていた時期があった。「鈴木会社員」「田中元課長」はまだいいが、農家を営む人なら「山田農業」、主婦なら「佐藤主婦」、プータローなら「藤原無職」みたいな感じで大変面白かった記憶がある。
「警察の調べによると山田農業は昨夜食料品店に押し入り…」てなんのことかわからない。評判が悪かったらしく短期間で「容疑者」「被告」に変わったようだ。独自の試みは面白いのだがどうにも無理があった。でも、今でも「島田司会者」「稲垣メンバー」など珍奇な呼称が発明されるあたり、有名人の呼称では苦労するのかも知れない。先の産経の例は無名人だが。当時の紙面をもう一度読んでみたいのだが、産経は縮刷版を発行していないらしい。どんな新聞だよ。


という昔話を思い出したのは↓
『偉い人なら人の名前はさんづけで呼ぶ位の礼儀は知ってるでしょ。』…ブックマークページの「このエントリーを含む日記」に出てしまうのもアレなのでリンクは自分のブックマークへ。
http://b.hatena.ne.jp/gyogyo6/20060214#bookmark-1395794

一件しかエントリのないブログなので恐らく釣りなのだろうが、その人にあてた私信て訳じゃないんだし、人物を論評する文章では敬称をつけなくても許される、というか別に普通だろう。作家を論評するときに「高橋源一郎さんの近作は」なんて書かないよね。「高橋の近作は」でしょ。(書く人もいるけどね)

でも、もしなにか呼称をつけるとしたら今なら何がいいんだろう。
堀江さん? 堀江氏? 堀江元社長? 堀江被告? ホリエモン

*1:80年代末頃か