雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

頭の良くなる音…

TBS、「頭の良くなる音」でおわび 表現に行き過ぎ (asahi.com)
最近多いこの手のニュースだけど、「頭の良くなる音」ですぐに思い浮かぶのは「モーツァルトを聴くと胎教にいい/リラックスする/集中力が高まる/頭が良くなる/作物に聞かせたら出来が良くなる」みたいな説である。あれはどのくらい根拠があってのことなのだろうか。特にモーツァルトというのが強調されるのもよく分からない。まあ、モーツァルトを聴いて精神に悪いはずはなかろうと思うが(←こういう印象を吟味しないのもダメなのかな)。それでこんな企画も出てくるわけで。

500円モーツァルト8 マタニティ・モーツァルト 500円モーツァルト8 マタニティ・モーツァルト
500円モーツァルト5 リフレッシュ・モーツァルト
500円モーツァルト10 勉強はかどるモーツァルト
500円モーツァルト1 おはようモーツァルト

まあ500円なら罪は軽いんでしょうが。
特に「作物に聞かせたら出来が良くなる」というあれである。なんか、モーツァルトを流していた畑と街のノイズ(いや、ヒップホップだったっけ?)を流していた畑では収穫に差が出た、みたいな実験をやってたように記憶しているが、科学的根拠がいい加減でも「出来が良くなったんだから文句あるか」というところだろうか。ニセ科学の代表例に「水からの伝言」がよく挙げられているが、あの「『ありがとう』といった美しい言葉をかけると美しい結晶ができる」という発想はモーツァルトを聞かせたら云々というのがヒントになってるんじゃないか。