雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

クライマックスシリーズ終わった

セ・リーグとパ・リーグで好対照なシリーズだったなと思う。

  • フルセットとストレート
    • パ・リーグはどちらのステージもフルセットまでもつれたのに対し、セ・リーグはドラゴンズが5連勝で日本シリーズに進出した。パ・リーグの方は、8戦すべてを戦ったロッテから見て○●○●○●○●と、連勝連敗がない星取り表となった。これは専門用語で「ヌケヌケ」と言うそうだが非常に珍しい記録で、日本シリーズでこのような「ヌケヌケ」4勝3敗で決まったことが過去一度もない。
  • 陽性と陰性
    • パ・リーグのゲームにあった「陽性の興奮」が、セ・リーグのゲームにはついぞ見られなかった。監督や選手のキャラクターによる面もあろうが、「やられたらやり返す」が続いたパのシリーズは全てのチームに見せ場があった。プレーオフ慣れして楽しみどころ、力のいれどころが選手もファンも分かっていた感じ。対して、中日が5戦ともほぼ完璧なゲーム運びで完勝したというのもあるが、セのゲームはどことなく重苦しい雰囲気が漂っていた。ドラゴンズファンも、あれでゲームを楽しめたのだろうか。一度も負けてないということではメジャーのロッキーズと同じなのだが、どうもあちらと同種の興奮感がなかった。せめて胴上げぐらいしたらどうか>落合監督様。

セ・リーグの試合しか見なかった人の中には「なんだクライマックスシリーズなんて全然面白くないな、来年からやめてしまえ」と思う人もいるだろう。ただそれはまだ楽しみ方を選手も観客も分からないままやっていたということかも知れない。
というわけで、このままの雰囲気で進むと日本シリーズではファイターズの連覇ということになりそうで、またそれがふさわしいと思う。これでドラゴンズが優勝しちゃうと見ている側(中日ファン以外)もどうリアクションを取って良いものか。
ああ、ワールドシリーズの方は、出るべくして出てきた王者と勢いならどこにも負けない挑戦者の激突ということで楽しそうだなあ。