いささか驚く情報、その後

坂出の3人行方不明事件は容疑者が逮捕されたという報道があった。うちの近所で起きた女児刺殺事件は未解決である。
たとえば有田芳生氏がブログで10月23日にこんなことを書いている。

大手町から池袋。「週刊ポスト」のIさんと原稿の打ち合わせ。兵庫県加古川で起きた小学生殺害事件について、いささか驚く情報を聞く

有田芳生の『酔醒漫録』: 中島みゆきの「響く」言葉

具体的な言及は避けているが、これは事件が起きてから一週間後の記事である。その時期に、東京の週刊誌の編集者が「いささか驚く情報」を持っていることになる。現地取材の過程で警察から情報が出てきたのか、あるいは近所の人が「警察は○○のことばっかり聞いてくるんよ」みたいな話を仕入れたのかだろう。ほか、「意外な人物が浮上するかも」云々と書いていた媒体も当時複数見かけた。ひょっとして、ある人物に目星をつけて捜査していたのかも知れない。そして発生から一ヶ月、いまだ容疑者の逮捕に至っていない、ということは、その「目星」が的はずれで捜査をやり直している、んじゃないかという気がするがどうなのだろう。事件の報道もめっきり減ってしまったが、ご近所で起きた事件なのでここのPTAなどはピリピリムードのままである。これが「通り魔的犯罪」だとしたらやはり不安が続く。有田氏もその後の日記では何も言及していない*1。迷宮入りは勘弁してほしいものである。

*1:遠いところで起きた事件だけに、関心も薄いのだろう