雷電のチチ日記

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解散のタイミング

だが、そもそも首相に「勝算のある解散の好機」というのは、あったのだろうか。答えは「一度もなかった」である。その点に関し、久米晃・自民党選対本部事務部長と筆者の見方は一致している

土曜日の朝日新聞に掲載されたコラムです。(峰久和哲編集委員の署名記事)
自民党選対は、世論の動向をつかむ材料のひとつに「オートコール」を使っている。ランダムに電話をかけ、プッシュボタンで回答してもらう形式。

10人のうち9人に「ガチャ切り」され、世論調査と名乗るのはおこがましい機械だが、データの蓄積をもとに、久米氏は有権者の意識の変化を知る手がかりとして使いこなしてきた

麻生総裁誕生直後に、このオートコール調査を行った。集計結果は獲得予測議席で自民党220、民主党210。回答者は在宅率の高い人に偏りがちなので自民党の支持率は実態以上に高くなってしまう。その偏りを修正して算出すると、「自民党170〜180」。公明と合わせても過半数に達しない=選挙に負ける。その後も、下がる一方だった。

麻生首相の名誉のために付け加えておこう。福田前首相の時代も、チャンスは一度もなく、150ぎりぎりのときもあった。

「麻生新首相」効果は少しはあったということだ。「久米氏によると、06年12月に安倍元首相が「郵政造反」議員の復党を認めた時が潮目で、以来、自民党は優位に立てないままなのだという」。

現時点の推計議席も、久米氏と筆者はほぼ一致しているが、「言わぬが花」としよう。気休めにもならないだろうが、選挙は何が起こるかわからない

ずるいなあ。何が言わぬが花だよ。知ってる人はみんな知ってるんだろうな。