「LOVEマシーン」が生まれた日。つんくの歌唱指導 - はてなでテレビの土踏まず
2ヶ月ほど前にたまたま読んだ、近田春夫が中学生向けに書いていたバンドの入門書で、ほとんど同じアドバイスが書かれていたのを思い出した。「動物的な薫陶」の理詰めの説明。
コツは、どんなに速いテンポの曲でも、できるだけゆったりと演奏することだ。これは、1拍の長さをできるかぎり長く、たっぷりと感じられるようにするということ。
まず、なんでもいいから、きみの好きな曲のCDをかけてみよう。そして、2拍目と4拍目のところに自分で手拍子をいれてみよう。はじめに、すごく速い気持ち、せっついた気持ちで手拍子をたたいてみる。次に、こんどはゆったりした気持ちでたたいてみよう。どうかな、たたくときの気持ちによって、手拍子を入れる位置がぜんぜんちがうことに気づいたかな。つまり、1拍目、2拍目、3拍目、4拍目というビートには、ある範囲のはばがあるということだ。
こんどは、ここよりうしろでたたいたらおかしいという、ぎりぎりのところに手拍子を入れる練習をする。こうすると、1拍の長さというものが見えてくるはずだ。これ以上前でたたくとおかしいところから、これ以上うしろでたたくとおかしいところまでが、1拍のはばだ。
いろいろなたたき方をしてみると、1拍にはこんなにはばがあるんだなとびっくりするはずだ。これがわかってくると、とてもゆったりとしたリズムのとらえ方ができるようになるんだ。ここちよいリズムで音楽をやるための練習だから、すぐにやってみよう。これだけでもけっこう楽しめるはずだよ。
- 作者: 近田春夫
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 1994/04
- メディア: 大型本
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これと、
つんく:曲のさ、歌がすごいリズムに、「♪ツッタタタ タッタラララ」っていうこういう「タッタッタッタッ」っていうリズムの時間に対して、後藤すごく前に乗る。それはなんでかって言ったら、取ってるリズムよりすごく前におる。今な
「LOVEマシーン」が生まれた日。つんくの歌唱指導 - はてなでテレビの土踏まず
後藤:はい
つんく:それを「ン、ッタ。ン、ッタ」
後藤:「♪タタララ タッタラララ…」
つんく:そう、そう。これがゆっくり取れる人と取れへん人とでは、なんていうのかな、歌手の差
後藤:はい
つんく:イケる人イケない人の大きなボーダー。こうなんかファールとホームランの差がデカいようでさ。普通の素人はこう「イチニサンシ ニニサンシ」って取んねんけど、プロは「ツッ パーン ツッ パーン」ってこう溜めよんねんやんか
後藤:はい
つんく:だから踊りとかも「ドッ パッ ドッ パッ」って溜めよんねんやんか
後藤:はい
つんく:素人が踊ると「イチニサンシ」ってすごいせわしないねんけど
後藤:はい
つんく:それが出来る人はプロになれる人っていうか、訓練しても出来ひん人はずっと出来ひんのやんか。それでも訓練しないと出来ないのよ。覚えないと。練習しないと
後藤:はい
つんく:だから凄く意識したほうがいいかも知れない
後藤:はい
言わんとすることは同じですよね。どちらも中学生に向けてのレクチャー。
参考(別ブログの記事)
図書館で見つけた「音楽が好きだ!」シリーズ - ||: フェルマータ :||
「音楽が好きだ!」シリーズはどれも面白い。図書館で見つけたらぜひ読んでみてほしい(児童書コーナーかも)。