損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社
【助けて】年末調整「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社」が長すぎて書けない事案が多数発生 - Togetterまとめ
この会社がなぜこんな名前になったか
沿革 | 会社概要 | 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命
によると、3つあった生保会社が合併して2011年にいったん
「NKSJひまわり生命」という名前になるが、それが3年後の2014年9月に「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」に改称している。
なぜ改称したかというと、それは親会社(持株会社)が「NKSJホールディングス」から「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」に名称変更し、企業グループを指す名前も「NKSJグループ」から「損保ジャパン日本興亜グループ」に変わったことによる、ものだそうである。
いかにもこの社名は長すぎるから「損保ジャパン日本興亜グループ」傘下の「ひまわり生命」でいいじゃないかと思うのだが、上の沿革を見ると「ひまわり」の名は元損保ジャパン(安田火災)系の会社についていたもので、これだけにすると日本興亜側から文句が出たりするという、下らないけどメンツのかかったありがちな事情なんだろうと推測します。
合併した会社が旧名を二つ並べて新社名にする場合、日本語と英語では並び順が変わることが多かった。三井住友銀行が「Sumitomo Mitsui Banking Corp.」だったり、三越伊勢丹が「Isetan Mitsukoshi Ltd.」、あるいは海外のグループ「LVMH」の日本名が「モエヘネシールイヴィトン」であったりするのが代表的。
どうも合併に当たって主導権を取った方の名前が、日本語では後ろに、英語では前に来るというしきたりらしく。(三菱東京UFJ銀行は、東京三菱銀行時代は「The Bank of Tokyo-Mitsubishi」と同じ並びだったが、現在は「The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ」と日本語英語で逆になっている。)
だが最近はそうでもないようだ。
たとえばかつての東京三菱銀行は英名は前後逆の「Bank Of Mitsubishi-Tokyo」だったがUFJ銀行と合併した後は英名の並びに合わせて「三菱東京UFJ銀行」(Bank of Mitsubishi-Tokyo UFJ)に変わっている。そしてこの「NKSJホールディングス」も、この名前であったときも日本名は「損保ジャパン日本興亜」だったのが、2014年に日英両方とも同じ並びに変更されている。にしても "Sonpo Japan Nipponkoa" の字面はどうにもどんくさくて何とかならんかなと思う。
新日鐵住金は最初から Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp. 、スクウェアエニックスも Square Enix Co., Ltd. である。
商社の伊藤忠商事(Itochu Corp.)も昔は「C. Itoh & Co.」だったがこれは人名(創業者伊藤忠兵衛)だからちょっと事情が違うです。
追記(11/19)
社名、長すぎない? 略称を「SOMPO」に:朝日新聞デジタル
グループ名は「SOMPOグループ」にするが会社名はそのままだそうで。うーむ。