今年のおくやみ2015
マイはてブの「おくやみ」タグより。抜けご容赦
- 1月 平井和正(作家)76
- 1月 大豊泰昭(野球選手 中日・阪神)51
- 1月 リヒャルト・フォン・ワイツゼッカー(西ドイツ大統領 ドイツ大統領)94
- 2月 ステイゴールド(競走馬)21
- 2月 シーナ(ミュージシャン)61
- 2月 松谷みよ子(作家)89
- 3月 成澤大輔(ゲームライター)49
- 3月 桂米朝(落語家)89
- 4月 船戸与一(作家)71
- 5月 ベン・E・キング(ミュージシャン 米国)76
- 5月 B・B・キング(ミュージシャン 米国)89
- 5月 今いくよ(漫才師)67
- 6月 オーネット・コールマン(ミュージシャン 米国)85
- 6月 たてかべ和也(声優)80
- 6月 クリス・スクワイア(ミュージシャン・Yesオリジナルメンバー 英国)67
- 7月 岩田聡(任天堂社長※現役)55
- 8月 三上満(教員 金八先生のモデルとされる)83
- 9月 中村勝広(阪神タイガースGM※現役)66
- 9月 原節子(女優)95
- 10月 奥西勝(死刑囚・名張毒ブドウ酒事件・再審請求中・獄中死)89
- 11月 ジョナ・ロムー(ラグビー選手 ニュージーランド)40
- 11月 北の湖(横綱 相撲協会理事長)62
- 11月 山根伸介(コメディアン チャンバラトリオ)78
- 11月 水木しげる(漫画家)93
- 12月 野坂昭如(作家)85
- 12月 国本武春(浪曲師)55
上半期をまとめたときに
今後「言論の自由」やら「民主主義」やらにおくやみを申し上げることになりませんように
などと書いてたんだけど冗談じゃ済まなくなりそうな昨今ですね
ふるさと納税の謎収支
今から手続きして年明けの確定申告に間に合うかどうかは知らないけれども、ふるさと納税というやつ。
たとえばA市に住むXさんがB市に50,000円を寄付(ふるさと納税)した場合を考えてみますと、おカネの収支はこのようになる*1。
主体 | 寄付額 | 所得税 | 住民税 | トータル | お礼 |
---|---|---|---|---|---|
Xさん | -50,000 | +9,000 | +39,000 | -2,000 | +???? |
国 | -- | -9,000 | -- | -9,000 | -- |
A市 | -- | -- | -39,000 | -39,000 | -- |
B市 | +50,000 | -- | -- | +50,000 | -???? |
これで、Xさんは2,000円の負担でB市から「お礼の品」をもらえるわけです。B市にしてみたら50,000円の収入の一部を還元するだけですからまあ安いもんです。A市の税収は減ります。国の税収も減ります。
ところで、ここで一計を案じた自治体があった。市外の人ばかり「お礼」がもらえるのはおかしいじゃないか。地元の市民にも還元できないか。
ということで、「地元に寄付」した場合の収支。A市の住民がA市に寄付した場合を考えてみる。そんな行為を「ふるさと納税」と言えるのかは考えない。それはそうと自治体は寄付で増えた分税収が減るから「お礼」なんかあげられないじゃないか?ところがどうもそうではない。収支は以下の通りである:
主体 | 寄付額 | 所得税 | 住民税 | トータル |
---|---|---|---|---|
Xさん | -50,000 | +9,000 | +39,000 | -2,000 |
国 | -- | -9,000 | -- | -9,000 |
A市 | +50,000 | -- | -39,000 | +11,000 |
「地元にふるさと納税」すると地元の自治体の収入が増えるのである。(これだと、地元市民にも「お礼の品」を渡すことができる!)その原資は国税である所得税だ(それと、寄付した人の2,000円)。なるほど、これがふるさと納税のからくりなのか。
実際にこれを実行しているらしい自治体:
http://www.asahi.com/articles/ASH5F6DL2H5FUTIL04P.htmlwww.asahi.com
しかし、これでいいのかね?
取り組みにコメントしている大学教授は
「ふるさと納税の意味は納税者が納税先や使用目的を選べることだ。三浦市の取り組みは住民にも選択肢を広げたということで一定の意義がある」
と言っているが、「納税先を選んでいる」ことになるのかな、これで?
追記
実は「税金が減ってしまう自治体に国から補填される地方交付税」というのがありまして、上のモデルにはそれが反映されていません。その辺も加味した修正版がこちらです:
gyogyo6.hatenablog.com
*1:税金の計算はざっくり。手数料なども発生していそうだが考えない。また、Xさんが「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の適用を受けると税額還付の調整は全額住民税で行われる由
ボーナス一括払いの誘惑
人生を快適にするために、私が買ってよかったな~と思うものまとめ!高額家電からちょっとした暮らしの便利グッズまでを紹介。 - クレジットカードの読みものb.hatena.ne.jp
- [web]
クレジットカードのボーナス払いは信販会社から小売店までの支払いもボーナス払い後になると言う特徴がありできるだけ使わないのが世のため。それを進めるのはすべて知ってる悪人か無知かどちらかでしかない類い。
2015/11/19 17:58
高森氏のコメントの通り、クレジットのボーナス払いは加盟店への入金も最高半年繰り延べられてしまいます。そしてカード利用者はボーナス払いに手数料(金利)を払う必要がない。つまりこれは見方を変えると、カード利用者が本来払うべき金利を加盟店が負担していることになります。
そんな店の事情なんか知るか。利用者は便利じゃないか。なるほど。
じゃあカード利用者はその分トクしてるのかというと…、後からカード会社が誘惑してきます。
【いまからでもお支払い方法変更可能!】12月のショッピングお支払い分を「リボ払い・分割払い」へ変更できます。ご希望の方は12月3日(木)7:55PMまでにMyJCBでお手続きを!(一部金融機関によって締切日が異なります。)⇒ https://t.co/LgEVhlZ1SW
— ジェーシービー (@JCB_CARD) 2015, 11月 24
(まあ、毎月誘惑はあるんですけど、ボーナス払いの支払い月前は特に!)
「もらったボーナスは思う存分使いたい! でもボーナス払いがあったのを忘れてた! 支払っちゃったらなくなっちゃう…。そんなときは…ボーナス払いをあとからリボ払い(or分割払い)に切り替えられますよ!」*1
まさに悪魔の誘惑。計画的な利用も何もあったもんじゃないですが、かくしてカード会社もリボ手数料という名の金利をゲットできる。「リボで支払いを小さく分けるからラクラクね!」いやそれ大いに誤解してますから…。
このサイクルで足下の消費が伸びる効果はあるっちゃありますが、個人の家計事情など知らねーよってわけで。
(もちろん「ボーナス払いをリボ払いに切替」ちうのは、「期待していたのに今年はボーナスが出なかった!」という収入の見込み違いが原因となる場合もある)
なお
一般的な15日締めのクレジットカードの場合は、11/16~12/15の期間はボーナス払いにできませんので今やろうとしても断られます。つか、この期間は一括払いの払い日が翌年1/10で、これは冬のボーナス払いが落ちる日と一緒のため実質同じことですので。
*1:こんなチラシが本当に送られてきた。チラシで「リボにしよう!」と言ってるのは20代独身ぽい女性
はてブ自浄運動
この頃はてブで流行るものといえば、いわゆる互助会エントリとそれへの批判である。
要は内容の薄い雑記めいた記事がホッテントリに上がってきてどうしようもないから何とかしろ話。こういうのはシステムで何とかすべきことなんだけれども全然改善されないからユーザー有志から声が上がっているという状態であろう。
はてブでは以前にもこういった運動(?)が何度か起きている。
まとめサイトをブクマするのは止しましょう。
パクリサイトをブクマするのはモラルに反します。
パクリ同然のバイラルメディアをブクマする行為は恥ずべきことです。
ホッテントリのクオリティを落とすような行為はやめませんか。
などなど。
過去におけるこういった啓発行為は、それなりの成果があったんじゃないかと思う。
さて今回はどうなるだろうか。さすがに「今月のPV報告です!」などがホッテントリ入りするのは目にあまる。しかも、ブログを始めた人にありがちな、青い何周目かの「ぼくのかんがえたブログ論」をニヤニヤしながら読める楽しみがあるかと思いきやそんなのは滅多になく、がっかりである。
ところで私はホッテントリにはもう期待していないので、もっぱら「お気に入り」をチェックするのが日課である。お気に入りチェックにはiOSアプリの「HBFav」を使っている。
作者名 Naoya Ito とはあの伊藤直也氏のことだ。naoya氏の置き土産である。これを使ってるとあたかもはてブをツイッタのタイムラインのように読むことができる。非常に便利なのでオススメだが、お気に入りだけを見ていると「自分の興味対象しか見ない」状態になり、視野が狭くなってしまう。で、時にはお気に入り以外を覗く(HBFavではホッテントリもチェックできます)こともある。まあその時にホッテントリが惨憺たる状態だとがっかりするので、健全な状態を維持してもらいたくはてな様ならびにはてなユーザー諸氏にお願いしたいところです。よろしく。
私のクレジットカードを晒す 2015
いろんなカードを持ったり、解約したり、なんぞの会員になる際に作らされて放置していたり…と、遍歴がありますが、現在のカード利用状況を晒してみます。
たぶん何の参考にもならないと思うけどネットの肥やしとして。
【注意】
筆者はこのカードをおすすめするわけではない。
これがベストな組み合わせだとも思っていない。
「一番お得なカード」を探しているわけではない。
では…
ふつうのカード
JCB GOLD THE PREMIRE (JCB)
www.jcb.co.jp
「JCBである」というのが最大の特徴ともいえる、一般的なカード。特に考えずメイン使いにしています。THE PREMIREというのは利用額が多いとゴールドカードから勝手にグレードアップするもので、特にコーキューといった意味はない。THE PREMIREカードのデザインは一択ですが、ゴールドカードと通常カードにはミッキーマウス柄のカードもあるみたいだ。
クルマのETCカードもここのを作ってます。カード券面に「する~カード」と書いてあるのがダサイ、特に「~」の部分。まあ車載器に差し込んで使うものなので、デザインはどうでもいいです。(発行手数料&年会費無料)
あとJCBはQUICPayという後払い式電子マネーをプッシュしており、私はセブンイレブンのnanacoカードに載せて(参照記事)、QUICPayは小銭入れに、クレジットカードは札入れに収納して使い分けています。ただ何百円という小口の買い物を何度もすると、毎月のカード利用明細がずらずら長くなってしまうのが困りもの。
カードの売りらしい「旅行死亡保険が最高1億円」というのは確かに充実しているけど満額おりるケースはめったにないそうだし、だいいちこの保険がおりる時は自分はこの世にいないわけで家族含めてあまり幸せではないですね。
【良い点】まあ、日本国内で支払時にこれを呈示して怪しまれることはまずありません。各種サービスはJCBクオリティで充実しています。THE PREMIREは空港のVIPラウンジが無料で利用できるプライオリティ・パスを無料で取得できるのもメリットかな。(エコノミー席でこんなラウンジ使うのは気恥ずかしいけどね!)
【今いちな点】ゴールドカードなので年会費という名の維持費がそれなりにかかります。ポイント還元率!おトクなカード!を追求する人向けではありませんね。また、JCBは加盟店に求める条件が他のカードより若干厳しいらしく、カードOKの店でもJCBの取り扱いがないことがあるので注意(これはある意味、お店の信用度の目安にもなる)。海外での使い勝手も期待できないのは言うまでもありません。
お買い物優待めあてのカード
ペルソナSTACIA PiTaPaカード (ペルソナ-VISA) 電子マネー兼用
www.persona.co.jp
いわゆる百貨店カードで、阪急・阪神両百貨店での買い物はポイント5%~10%還元(注:下の参考2を参照)ほかグループのお店で優待あり。あとJCBが使えないお店でのVISAカードとして使う。
またPiTaPaカードの機能もついている。ピタパとは関西の民鉄が主体の交通系ICカード。チャージして使う他の交通系ICカードと違い、唯一使った分だけ後払い方式を採用している。
【良い点】関西では大正義・阪急百貨店での買い物が多い人向けですね。(というか、そうでないと持つ値打ちがない)阪神百貨店のタイガースショップに入り浸っている人でもいいな。
PiTaPaとしては…交通機関の乗車、駅売店などでの決済、自販機での支払いがカンタンです。電車に乗ってもポイントが付く(阪急阪神グループの交通機関限定)。登録不要で大阪市営地下鉄・バスは10%~割引(←最低利用額等の制限なし。学生・シニアの方は登録でさらに割引率アップ。この割引は知らない人が多い。なお2016年6月までの期間限定で20%引きにアップしている)など。交通機関利用時は、ICOCA、Suica他交通系電子マネーと相互利用可能(PiTaPa区間以外での利用はカードへのチャージ必要。オートチャージ設定可)。
あと阪急うめだ本店で手荷物を無料で預かってもらったりと若干のお得意様気分になれます(阪急の本当のお得意様は、こんなんじゃないですけどね)。
【今いちな点】電子マネーとして交通機関の利用は相互利用できますが、ショッピングでの相互利用はこいつだけ置いてけぼり。…なんかこれはPiTaPaカードのデメリットだな。PiTaPaは同一区間を何度も乗車すると勝手に回数券割引が適用されるなどポストペイのメリットも多いが、ちょっと進化しすぎてガラパゴス化している感がある。
あと百貨店カードは何気に年会費が割高です。
<参考>
去年まで、PiTaPaカードとしてエメラルド STACIA PiTaPaカードを使ってたんですが、ペルソナに変えました。年会費はかかります(エメラルドスタシアは年1回以上利用で年会費無料)が、我が家での買い物額などを考えるとこっちの方が結局お得であると皮算用しました。しかしながらこのふたつ、どちらも阪急阪神グループのカードなのにポイントは引き継げない。PiTaPaのポイントも引き継げない。(そう、カードのポイントとPiTaPaのポイントは別なんですよ。複雑だなあ)
<参考2>
ペルソナカード、以前の青いカードは百貨店での買い物が「5%~10%ご優待(=請求時に値引き)」だったのが、2014年秋発行のカードから「5%~10%ポイント還元」に変わり、微妙に還元率が下がってる。(他にも、食料品・ギフトの還元率が下がってるとかいろいろ違いあり)これは【今いちになった点】である。まあ、百貨店系のカードで今も「ご優待」の扱いなのは三越のカードぐらいなので仕方ないのかなと。
私が持ってるのは変わる前の「優待」の方です。百貨店では旧カードを「ペルソナ(青)」、新カードを「ペルソナ(赤)」とカードの色で呼んでいるみたいである。
DAIMARU Card (JFRファイナンス-Master)
http://www.jfr-card.co.jp/www.jfr-card.co.jp
神戸の大丸さんとその周りでよく買い物しますので。どっちかというと我が家の好みは阪急・阪神より大丸のようだ。自分ら家族が使うのは大丸・旧居留地のショップ限定だけど、そこでの使用頻度は結構ある。なお経営統合で2015年3月から「大丸松坂屋カード」という名前とカードデザインに変わった。今のDAIMARU CARDのデザインの方が好みですが、こればかりは仕方がない。カードの更新時期(来年)までの付き合いだ。
【良い点】大丸・松坂屋でお買い物することが多い方はいろいろ捗ります。百貨店でのポイント還元は5%で年間買い物額に応じて最大10%のボーナスポイントあり。阪急ペルソナとは制度が若干違うが、まあ店も違うし比べるものでもない。
【今いちな点】大丸で買い物するとき以外は使う気にならない。ふだんは持ち歩いていないので、ふらっと大丸に寄って衝動的に「これ買おうか」と思ったときにカードを持っていないことが多く、困る。無駄遣いを防いでいるとも言える。