雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

リアルの影響力

「自民党とブログ/メルマガ作者との懇談会」に、元産経論説副委員長の花岡信昭氏も出席していた(メルマガ発行人として)というあたりのことを、日刊リウイチリウイチ氏が書いている。花岡氏のメルマガ(サイト)は今年の7月に開設されているようなので、まだ稼働2カ月といったところでしょうか。
ちなみにリウイチ氏のサイトは1996年開設。最初の頃はMacWorld Expo/Tokyo(合掌)の話とか、エヴァの本放送をラジオで音声だけ聴いている話とか出てきて時の流れを感じる。それはともかく。

そんな人とも名目的にはフラットに選ばれ同じ場に出席を認めてもらえるあたりがネットらしーと言えば言えるけど、発行を始めてまだそれほど間もないメルマガの主でも前歴が高く影響力も強い人が濃い内容を書いているってところが認められていたのだとしたら、ネットも決してフラットではなく、経歴なり知名度なりがやっぱり物をいう、ってかむしろ媒体の権威に頼れない以上は既存のメディア以上に経歴知名度が重要になって来る世界なのかもしれないなあ。無名で優れた書き手より有名で普通の書き手をやっぱり人は選ぶものだろーから。無名でオタクな書き手*1が呼ばれたのは単に長いからでしょー。
(8/27)

私もそれは感じますが、今回の人選は自民党というフィルターがかかっていたからかも知れないですね。出席者を見るに、「あまり無茶を言わず、その場の空気を読んでふさわしいやりとりをしてくれそうな人」みたいな基準があったのではないかと思う。まあどんな質問が飛んできても動じずそれなりにいなしてしまうのが政治家というもんでしょうけど。その辺は新聞記者相手に鍛えられてるだろうし。(あ、花岡氏もリウイチ氏も記者か)

投票日

花岡氏のメルマガを読んでいると、9月11日という遅い投票日を設定したことで、自民党は今「流れが変わってしまうんじゃないか、あと1週間投票日が早ければ確実に勝てたのに」と心配しているそうな。解散から総選挙公示まで22日間も空いているというのは憲政史上最長で、これは連立与党の公明党の事情を勘案してのものらしいが、これが裏目に出るかも知れないと。何が影響するのか分かりませんね。
もっとも、この話も「楽勝ムードを引き締めるためにわざと言っている」という『いつもの手』かも知れませんけど。

*1:引用者注: 筆者のこと