雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

勝率マジック関連

(id:gyogyo6:20050911関連)
1位と2位のゲーム差が広がって、セ・リーグプレーオフの可能性は少なくなりましたが。
近年のペナントレースで勝率と勝ち数が逆転している例はこれだけある。参考までに。
なお大昔には、引き分けを「0.5勝0.5敗」とみなして勝率を計算した時期もあったようです。


1982セ・リーグ
中日 64勝47敗19分 .577
巨人 66勝50敗14分 .569
阪神 65勝57敗8分 .533

  • 130試合制で中日は全試合の15%が引き分けという異常な年*1。おかげで3位の阪神までが勝ち数で上回っている。シーズン最終試合で優勝が決まった。パリーグプレーオフ制に対して「勝ち星が試合数の半分にも満たないチーム(今年の3位チーム)に優勝の可能性があるなんて」という批判があるが、大丈夫、ここにちゃんと前例がある。


1986セ・リーグ
広島 73勝46敗11分 .613
巨人 75勝48敗7分 .610

  • 巨人ばかり損をしているように見えるが、たぶん偶然です。


1988パ・リーグ
西武 73勝51敗6分 .589
近鉄 74勝52敗4分 .587

  • 「近鉄・運命の10.19川崎球場」の年である。


1989パ・リーグ
近鉄 71勝54敗5分 .568
オリ 72勝55敗3分 .567

  • その翌年に近鉄は雪辱を果たすが、実はこの時もきわどかった。


出典: http://www.npb.or.jp/

*1:このシチュエーションは、梅田香子(現スポーツライター)の小説デビュー作「ISBN:4309402364:title」のネタのひとつになっている。なおこの本は女性投手がプロ野球に入団して活躍する話だが基本的には「星野仙一LOVE」が貫かれている小説です。文藝賞佳作だが、選考会で江藤淳が強く推した