虚業部分がしぼむ
ライブドアという企業を右側(投資グループ)から見るか左側(IT企業)から見るかの違いであるかと思う。
ライブドアの技術の話 - naoyaのはてなダイアリー
虚業虚業と連呼されるとあたかもライブドアが豊田商事で堀江前社長は大神源太でみたいなイメージがつきかねないので「ちょっと待て」という意味でのnaoya氏のエントリであると読んだ。
ただ、naoya氏も「右側から見たライブドア」を知らないわけではなく、その右側の面だけがそれこそ「虚像」として肥大していたことは承知のはず。その虚像がはじけたのが今回の事態(事件?)とするならば、虚業の部分に光が当てられている(光を当ててみたら闇もあるかも知れないという話だ)のは致し方なく、「左側を正当に評価しようよ」という意見は正論ではあるけれども届きにくいモノかと思う*1。今こういうエントリを読んで「あの人は詐欺で捕まって極悪人呼ばわりされてますけど、いいところもあるんですよ。毎朝公園の花壇に水をあげていましたし、本業の八百屋は新鮮な野菜が評判でした」のような弁護に聞こえてしまう*2のは、自分も相当報道に毒されているのだろう。
伊藤氏の「ちゃんとしたところはある会社だったのに、誰がこんなにしたんだろう」という歯噛みがエントリの行間から聞こえたような気がする。それは恐らく、過去にこういうスキャンダルにまみれた企業に対して、誰かがどこかでつぶやいていたことなんだろう。私の空耳かも知れないが。
で、右側から見ていた人たちの見解はこのへんなんだろう。
ライブドア事件は、今後マーケット全体にどのような影響を与えるでしょうか。(JMM)
