WBC Asia Round
事前の予想ではこんな感じであった。
- 日本→選手層も厚く、実力的にトップ。イチロー曰く「30年は日本に手は出せないなという勝ち方をしたい」
- 韓国、台湾(Chinese Taipei)→2位通過狙い。勝てるか分からない日本戦より直接対戦が最優先。
- 中国→残念ながら頭数合わせ。2年後の北京オリンピックに向けて強化途上。
恐らく韓国も台湾も、日本の勝ち抜け(と中国の全敗)は予想していて初戦の「韓国-台湾戦」に勝った方が2次リーグに進出できると計算していたはずだ。その期待通り、両者全力投球の緊迫した試合(一塁ベースへのヘッドスライディングが何度も見られたという)になったが韓国が完封勝ち。モチベーションをなくした台湾が翌日の日本戦にコールド負けして脱落し、日韓両国が残った。中国は…まず守備を鍛えなさい。話はそれからだ。
というのがアジアラウンドの流れ、なのかな。
1次リーグは1位通過も2位通過もその価値は一緒(2次リーグで何らかのアドバンテージもない)なので、最終日は実はエキシビションのようなものだった。それでも緊張したいいゲームになったのは両チームに「次」への意識があったからだろう。感謝せねばなるまい。しかし王監督、終盤の作戦はちょっと消極的だったのでは…。
アジアラウンド以外の1次リーグは今日からはじまるけれども、私が心配なのは「米国・カナダ・メキシコ」の枠*1に入った「南アフリカチーム」の戦いぶりである。エース投手が2Aなど、マイナーリーグでプレーする選手が中心のようだ。
*1:ここの2位までが、2次リーグで日韓と同じ枠に入る