雷電のチチ日記

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野球脳

明治時代には野球害悪論があり、やっぱり妙な理論が提唱されていたという話。ただし、「捕球する時の衝撃が脳に云々」という説が当時どれだけ知られていてどれだけ受け入れられていたのか*1は、調べる必要があるかも知れない。また、この当時の野球の社会への浸透度と、現在のゲームの浸透度の違いにも注意する必要がある。まだ学生野球の全国大会もプロ野球も存在しない時代である。
明治時代には「ゲーム脳の恐怖」ならぬ「野球脳の恐怖」が存在した!
この話は玉木正之の著書で何度か紹介されてるのを読んだことがある。結構有名な話だと思ってたけど一日でこれだけクリップされるということはあまり知られてなかったのかな。がんばれ玉木正之
という話はともかく、脳に与える影響云々は置いといて 「野球ばっかりしていると勉強がおろそかになって馬鹿になる」 という指摘*2は、野球が日本に入って現在に至るまでの状況を考えると論証抜きでうなずいてしまう人が結構いるんじゃないか。ここの「野球」を「ゲーム」に置き換えると、そのまま子供をしつける現代の親の心配ごとになる。さてそこでどうしましょうと。

ゲーム脳」克服へのヒント。当時「野球害悪論」の急先鋒だった朝日新聞は、自らが中学野球選手権(現・夏の高校野球)を主催することになり「野球素晴しい派」に転向しました。さて、ゲーム業界に携わる方々、どうすればいいのか考えてみましょう。

*1:たとえば、市や区が主催して講演会を開き、そこにたくさん人が集まるほどだったのか、とか

*2:当時、野球は大学から盛んになったので、「野球なぞにうつつを抜かしおって。学生の本分は勉強だろう」という批判はある意味自然なものでもある