雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

お正月から消防署員が

元日の出来事です。
2日が誕生日というおめでたい身内がいて、その人に頼まれてバースデーケーキを買いにケーキ屋へ家族で行ったのである。店までの道の途中に結構大きな公園があって、そこから凧(タイガース球団旗柄のゲイラカイト)が空に揚がっていた。高いところまでよく揚がってると見ていたが、よく見ると糸を持っている人がいない。凧から下がった糸は、木に引っかかっていた。ビルの4階くらいの結構な高さである。
どうするんだろうなあ、周りには電線も多いし引っかかったら面倒だなあと話しながらケーキ屋に行って、帰り道再びそこを通った。そしたら消防車が一台ちょうど止まるところで、消防署員が3人降りてきた。どうやら凧の持ち主が119番に通報して助けを求めたらしい。ヒマだったので救出作業を見守ることにした。
しかし3人も、火事を消すのは得意でも凧を取るのは慣れていないようで、ロープにおもりをつけて上に投げてみるが届かず(なにせビルの4階である)。登るには木の枝が細すぎる。そうこうしてるうちにギャラリーも自分たち、持ち主らしき親子を含めて10人を超え、いよいよ後に引けなくなってきた。
消防車に戻って梯子を持ってくる。届くのかな? しかしそれを使うことなく、一人の署員が「届いた!」と声を挙げる。さっきよりもっと細いひもにつけたおもりが木に引っかかったようだ。引っ張ってみたり揺らしてみたりといろいろトライして数分後、遂に絡まっていた凧の糸が木から離れた。支えを失って道を隔てたマンションの向こう側へヒラヒラ落ちていく凧、それを追っかける持ち主のお父さん。落ちたのが自分たちも帰る方角だったので、見に行ってみると地面に落ちた凧をお父さんが回収しているところだった。電線にからまった凧糸を引っ張って外していた(危ないよ!)。
消防署の皆さん、元日からご苦労様でした。