雷電のチチ日記

二千円札を最後に見かけたのはいつだったろう./最近はTwitterでつぶやいてることが多いかも/はてなダイアリーから移ってきました since 2005

「土星本能」

第2回『もっと明鏡』大賞 最優秀作品賞 受賞作
10の言葉が選定されていて、中に「土星本能」というのがある。「輪をかけて、話を大げさにしたがること」。
その昔「ビックリハウス」というパロディ誌というか読者投稿誌というか要するにサブカル月刊誌があり、その中に「全国流行語振興会(全流振)」というコーナーがあった。趣旨は流行らせたい言葉(流行っている言葉ではなく)を投稿して広辞苑への掲載を目指そう! というもの。広辞苑に載った言葉があったかはよく覚えていないが、ある月の最優秀に選ばれていたのがこの「土星本能」である。意味も同じ。もう20年以上前の話。
「もっと明鏡大賞」にこの言葉で応募した北海道の中学1年生が「ビックリハウス」を読んでいたとも思えないから、「土星本能」はこの国のどこかでずっと伝えられてきたのである。この言葉をビックリハウスに投稿した人も感無量であろう。広辞苑まではあと少しだ。
いや、初出はもっと前なのかも知らんがね。